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「簡単な雨漏り修理ならホームセンターで材料を買ってきて自分で直したい!」
と考えている方も多いと思います。最近のホームセンターではプロの方も仕事道具を買うのに利用するくらい品揃えが豊富です。
簡単な雨漏り修理であればホームセンターで材料を買ってきて、DIYで修理することも可能です。
この記事では、雨漏り修理を自分で行う方法と、業者に依頼する場合の選び方について、詳しく解説します。
DIYで修理できる範囲や必要な道具、注意点、修理費用、信頼できる業者の見分け方まで、網羅的にご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、雨漏りの悩みを解決してください。
この記事を読めば、きっとあなたに合った雨漏り修理の方法が見つかるはずです。
ホームセンターで揃う雨漏り修理に必要な道具一覧

雨漏り修理に必要な道具は、ホームセンターで揃えることができます。
ホームセンターには、雨漏り修理に必要な道具が豊富に揃っているので、一度に購入できるでしょう。
例えば、防水シートやコーキングガン、コーキング剤など、雨漏り修理に必要な道具のほとんどが販売されています。
そのため、わざわざ複数の店を回る必要がなく、効率的に準備を進めることができます。
この章では、雨漏り修理に必要な道具として、以下のものをご紹介します。
- ブルーシート
- コーキング剤
- コーキングガン
- ヘラ
- カッター
- ハサミ
- 脚立
- 高圧洗浄機
- 保護メガネ
- 手袋
防水シート
雨漏りした際の応急処置には、ブルーシートがとても便利です。なぜなら、雨漏りしている部分にブルーシートを被せることで、一時的に雨水の侵入を防ぎ、被害の拡大を防ぐことができるからです。
ブルーシートはホームセンターでも販売されており、サイズや素材、価格も様々なので、被害規模などを見て購入するとよいでしょう。雨漏り以外でも用途はあるため、ブルーシートは持っておくと非常に便利な道具になります。
ブルーシートを選ぶ際は『番手』を意識して購入してください。「#3000」や「#2500」などと記載されており、これは厚さを示した数値で、単純に数値が大きいほど、厚く耐水性に優れたブルーシートと言えます。
基本は番手「#3000」以上のものを選ぶのが良いです。「#3000」のブルーシートで耐水圧は約4,600mmとなっており、これは中雨の水圧2,000mmに対して有効で、高い耐水性を発揮します。
ブルーシートの値段は一般的な約12畳サイズ「3.6m×5.4m」で約2,000円~購入可能です。
コーキング剤
雨漏り修理によく用いられるのが、コーキング剤です。なぜなら、コーキング剤は隙間を埋めて水を遮断する効果があるからです。
ホームセンターでは、様々な種類のコーキング剤が販売されています。用途や材質に合わせて、適切なコーキング剤を選びましょう。
例えば、屋根の補修には、耐候性や防水性に優れた変成シリコン系コーキング剤がおすすめです。
コーキング剤には、シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系など、様々な種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。
- シリコン系:価格が安く、300円程度で購入できるものもあり、汎用性が高いのが特徴です。
- 変成シリコン系:耐候性や防水性に優れているのが特徴で、屋根の補修に適しています。
- これは、変成シリコン系コーキング剤が、紫外線や雨風に強く、劣化しにくい性質を持っているためです。
- 変成シリコン系コーキング剤の価格は、500円程度から1000円程度のものが多いです。
- ウレタン系:接着力や耐久性に優れているのが特徴で、外壁の補修に適しています。
- ウレタン系コーキング剤の価格は、800円程度から1500円程度のものが多いでしょう。
コーキング剤を選ぶ際は、用途や材質に合わせて、適切な種類を選びましょう。
コーキングガン
コーキング剤を充填して使用するコーキングガンは、雨漏り修理に必須の道具です。コーキングガンを使うと、コーキング剤を隙間なく充填することができます。
手作業でコーキング剤を充填するよりも、綺麗に、そして効率的に作業を行うことができます。
コーキングガンには、手動式と電動式があります。それぞれ価格や使い勝手が異なりますが一時的な雨漏りの補修なら手動型の方が安価で手軽なためおすすめです。
手動式は1,000円程度で購入できるものもあります。手軽に使える反面、電動式に比べて力がいるため、広範囲の作業には不向きです。
電動式は5,000円以上のものが多く、価格が高くなりますが、手動式に比べて楽に作業ができるのがメリットです。
作業範囲や予算に合わせて、適切なコーキングガンを選びましょう。
ヘラ
コーキング剤を塗布する際には、ヘラを使うと便利です。ヘラを使うことで、コーキング剤を隙間なく、均一に塗布することができます。
ヘラには、様々なサイズや形状のものがあります。コーキング剤を塗布する箇所の幅や深さに合わせて、適切なサイズや形状のヘラを選びましょう。
また、ヘラの材質も、ステンレス製やプラスチック製など、様々なものがあります。
ステンレス製は、耐久性が高く、長持ちするのが特徴です。価格は300円程度からあります。
プラスチック製は、価格が安く、使い捨てできるのが特徴です。価格は200円程度からあります。
100円ショップでも販売しているものもあるので、費用を抑えたい方はそちらも検討してみましょう。
カッター
防水シートや補修テープをカットする際には、カッターがあると便利です。カッターを使うことで、防水シートや補修テープを必要な大きさにカットすることができます。
カッターには、様々な種類があり、用途に合わせて使い分けます。
例えば、厚手の防水シートをカットする場合は、大型のカッターが便利です。
薄い補修テープをカットする場合は、小型のカッターが便利です。
カッターの価格は、100円程度から500円程度まで、種類やサイズによって異なります。
ハサミ
ハサミも、防水シートや補修テープをカットする際に使用します。カッターと同様に、防水シートや補修テープを必要な大きさにカットすることができます。
ハサミは、カッターよりも安全に使えるのがメリットです。特に、薄い補修テープをカットする場合は、ハサミの方が使いやすいでしょう。
ハサミを使う際は、刃先が鋭利なので、手を切らないように注意しましょう。
脚立
屋根の修理など、高所作業を行う場合は、脚立が必要です。脚立を使うことで、安全に高所作業を行うことができます。
これは、脚立を使用することで、安定した足場を確保することができるためです。脚立には、様々な高さのものがあります。
作業を行う高さに合わせて、適切な高さの脚立を選びましょう。2m以上の脚立で値段がおよそ20,000円以上となっています。
高圧洗浄機
高圧洗浄機は、屋根の清掃をする際に便利です。高圧洗浄機を使うことで、コケや汚れを効果的に落とすことができます。
高圧洗浄機は高圧の水を噴射することで、こびり付いた汚れを強力に剥がすことができるので、非常に効率的に屋根の清掃が可能です。
高圧洗浄機には、水圧や水量の異なる様々な機種があります。
屋根の汚れ具合に合わせて、適切な機種を選びましょう。
例えば、軽い汚れを落とす場合は、水圧が5MPa程度のもの、頑固な汚れを落とす場合は、水圧が10MPa以上のものを選びます。
また、高圧洗浄機を使う際は、水圧で屋根材を傷つけないように注意しましょう。
特に、古い屋根材や、塗装が剥がれている屋根材は、水圧で傷つきやすいので注意が必要です。
保護メガネ
雨漏り修理の際には、保護メガネを着用して目を保護しましょう。粉塵や液体から目を保護することができます。
保護メガネには、様々な種類があります。作業内容に合わせて、適切な種類の保護メガネを選びましょう。
例えば、粉塵の多い作業には、防塵メガネが適しています。
液体の飛散が予想される作業には、防滴メガネが適しています。
手袋
雨漏り修理の際には、手袋を着用して手を保護しましょう。作業に適した手袋を着用することで、ケガや汚れを防ぐことができます。
手袋には、様々な種類があります。作業内容に合わせて、適切な種類の手袋を選びましょう。
例えば、鋭利な物を取り扱う作業には、耐切創手袋が適しています。薬品を取り扱う作業には、耐薬品手袋が適しています。
DIYで雨漏り修理が可能な範囲とは?

雨漏り修理は、DIYで対応できる場合と、専門業者に依頼すべき場合があります。
DIYで修理できるのは、軽度の雨漏りで原因が明らかな場合に限られます。
例えば、屋根の破損個所が小さく手の届く範囲である場合や、雨どいの詰まりなど簡単に解消できる問題である場合は、DIYで修理できる可能性があります。
一方、屋根の広範囲にわたる破損や、勾配がきつい屋根の修理、原因が特定できない雨漏りの場合は、専門業者に依頼する方が安全です。
専門業者に依頼した方が安全な理由は、専門的な知識や技術、特殊な工具が必要になる場合があり、DIYでの修理は難しく、危険を伴う可能性があるからです。
軽度の雨漏りで、原因が明らかな場合
軽度の雨漏りで、原因が素人でもわかる場合はDIYで修理できる可能性があります。
例えば、強風で飛んできた野球ボールが当たって屋根に直径5cm程度の小さな穴が空いた、雨どいに落ち葉が詰まっているなど、原因が明確で、比較的簡単に修理できる場合はDIYに挑戦してみても良いでしょう。
小さな穴であれば、ホームセンターで販売されている市販の補修テープやコーキング剤で塞ぐことができます。
補修テープは、粘着力が高く、防水性に優れたものが販売されているので、雨漏りしている箇所にしっかりと貼り付ければ、雨水の侵入を防ぐことができます。
コーキング剤は、隙間を埋める効果が高く、防水性にも優れているため、雨漏り補修に最適です。
雨どいの詰まりは、高圧洗浄機や柄の長いブラシを使って掃除することで解消できます。
高圧洗浄機は、強力な水圧で汚れを落とすことができるので、雨どいの中に詰まった落ち葉や泥などを簡単に除去することができます。
柄の長いブラシは、高圧洗浄機が届かないような狭い場所の掃除に便利です。
屋根の破損個所が小さく、手の届く範囲である
屋根の破損個所が小さく、手の届く範囲である場合は、DIYで修理できる可能性が高いです。
高所作業が不要で、修理箇所も限定的であるため、比較的安全に作業を行うことができます。
例えば、瓦が1枚だけ割れていたり、ずれていたりする場合などは、ホームセンターで販売されている瓦用の接着剤や固定金具を使って、自分で修理することができます。
必要な道具としては、脚立、ハンマー、ゴムハンマー、コーキングガン、コーキング剤などがあります。
修理方法については、インターネットや書籍などで事前に調べておきましょう。
手順としては、まず、割れたりずれたりした瓦を丁寧にゆっくり取り外します。
次に、瓦用の接着剤を瓦の裏面に塗布し、元の位置にしっかりと貼り付けます。
固定金具を使用する場合は、瓦を固定金具で挟み込み、釘やビスで屋根に固定します。
雨どいの詰まりなど、簡単に解消できる問題である
雨どいの詰まりなど、簡単に解消できる問題であれば、DIYで修理することができます。
雨どいの詰まりは、落ち葉やゴミが原因であることが多く、これらを取り除くことで解消できます。
雨どい掃除用のブラシや高圧洗浄機を使用すると、効率的に掃除することができます。
雨どい掃除用のブラシは、ホームセンターなどで販売されており、様々な形状のものがあります。
雨どいの形状に合わせて、適切なブラシを選びましょう。
高圧洗浄機を使用する場合は、水圧を調整して、雨どいを傷つけないように注意しましょう。
DIYが難しい雨漏りとは?
DIYでは難しい雨漏りもあります。専門的な知識や技術が必要な場合や、高所作業を伴う場合は、DIYでの修理は危険です。
例えば、屋根の広範囲にわたる破損、屋根の勾配がきつい、または高所作業が必要な場合、雨漏りの原因が特定できない場合は、専門業者に依頼しましょう。
専門業者であれば、適切な診断と修理を行い、雨漏りを根本的に解決することができます。
また、DIYで修理を行った場合、万が一、修理が不完全で雨漏りが再発した場合、保証が受けられない可能性があります。
専門業者に依頼することで、このようなリスクを回避することができます。
屋根の広範囲にわたる破損
屋根の広範囲にわたる破損は、DIYでは修理が難しいです。
広範囲の破損を修理するには、専門的な知識や技術、そして特殊な工具が必要になる場合があり、DIYでの修理は非常に困難だからです。
例えば、台風や地震などで屋根の半分以上が損傷した場合などは、専門業者に依頼する必要があります。
このような大規模な修理は、屋根の構造を理解し、適切な材料と工法で修理を行う必要があるため、専門業者でなければ対応できません。
修理費用は、破損の程度や屋根の面積などによって異なりますが、数十万円から数百万円かかることもあります。
修理期間も、数日から数週間かかる場合があり、その間はブルーシートなどで雨漏りを防ぐ必要があります。
屋根の勾配がきつい、または高所作業が必要
屋根の勾配がきつい、または高所作業が必要な場合は、DIYでの修理は避けましょう。
転落や落下などの事故のリスクが高いため、大変危険だからです。
屋根の勾配が6寸(約30度)以上ある場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
専門業者であれば、足場を組むなど、安全に作業を行うための設備と技術を備えています。
また、高所作業を行う際には、安全帯の着用など、適切な安全対策を講じる必要があり、専門業者であれば、これらの安全対策を徹底していますので、安心して作業を任せることができます。
雨漏りの原因が特定できない場合
雨漏りの原因が特定できない場合は、DIYでの修理は避けましょう。
原因を特定せずに修理を行うと、適切な処置ができない可能性があり、雨漏りが再発したり、悪化したりする可能性があるからです。
雨漏りの原因を特定するには、専門的な知識と経験が必要です。
専門業者であれば、雨漏りの原因を特定するために、様々な調査方法を用います。
例えば、散水試験や赤外線サーモグラフィーなどを使って、雨漏りの原因を特定します。
散水試験は、屋根に水を撒いて、雨漏りが発生する箇所を特定する方法です。
赤外線サーモグラフィーは、屋根の表面温度を測定することで、雨漏りしている箇所を特定する方法です。
雨漏りの場所別の対処法を解説

雨漏りの原因は、雨漏りが起こっている場所によって様々です。原因別に適切な対処法を行うことで、雨漏りを効果的に防ぐことができます。
例えば、屋根からの雨漏りは、瓦のひび割れやズレ、スレート屋根の破損、金属屋根の腐食などが原因として考えられます。
これらの原因によって、雨水が屋根材の隙間から侵入してしまうためです。ベランダや屋上からの雨漏りは、床のひび割れや排水口の詰まりなどが原因となることが多いです。
雨漏りの場所ごとに適切な対処法を行うようにしましょう。
- 屋根からの雨漏り
- ベランダ・屋上からの雨漏り
- 壁からの雨漏り
- 天井からの雨漏り
屋根からの雨漏り
屋根からの雨漏りは、雨漏りの原因として最も多いケースの一つです。
屋根は常に雨風にさらされているため、劣化や破損が起こりやすく、雨漏りの原因になりやすい場所です。
屋根材の種類によって、雨漏りの原因や対処法が異なります。代表的な屋根材である瓦屋根、スレート屋根、金属屋根の雨漏りについて詳しく見ていきましょう。
瓦のひび割れ、ズレ
瓦屋根の雨漏りで最も多い原因は、瓦のひび割れやズレです。瓦は、強風や飛来物によって破損したり、経年劣化によってズレたりすることがあります。
ひび割れやズレた瓦を放置すると、そこから雨水が侵入しやすくなり、雨漏りが発生する原因になります。
例えば、強風で瓦がずれてしまい、瓦同士の隙間が大きくなってしまった場合、そこから雨水が侵入し、雨漏りに繋がる可能性があります。
瓦のひび割れやズレを見つけたら、早急に修理を行いましょう。
修理方法は、DIYでも可能ですが、高所作業となるため、専門業者に依頼する方が安全です。
専門業者に依頼する場合、瓦の交換費用は、瓦の種類や大きさにもよりますが、1枚あたり1,000円~3,000円程度が相場です。
これに、足場代や人件費などが加わるため、合計で数万円から数十万円程度の費用がかかることが多いでしょう。
スレート屋根の破損
スレート屋根は、軽量で施工しやすいというメリットがある一方、割れやすいというデメリットもあります。
強風や飛来物、経年劣化によって、スレート屋根が破損し、雨漏りが発生することがあります。
例えば、台風などで飛来物がスレート屋根に当たり、割れてしまった場合、そこから雨水が侵入し、雨漏りに繋がる可能性があります。
スレート屋根の破損は、部分的な補修で済む場合もありますが、広範囲にわたって破損している場合は、屋根全体の葺き替えが必要になることもあります。
部分的な補修の場合は、破損したスレートを新しいものに交換します。
屋根全体の葺き替えの場合は、古いスレートを全て撤去し、新しいスレートを葺き直します。
部分的な補修の場合、費用は数万円程度から、屋根全体の葺き替えの場合、数十万円から数百万円程度かかることもあります。
金属屋根の腐食
金属屋根は、耐久性が高いというメリットがある一方、サビや腐食が発生しやすいというデメリットもあります。
サビや腐食によって金属屋根に穴が開くと、そこから雨水が侵入し、雨漏りが発生します。
例えば、酸性雨や塩害によって金属屋根が腐食し、穴が開いてしまった場合、そこから雨水が侵入し、雨漏りに繋がる可能性があります。
金属屋根の腐食を防ぐためには、定期的な塗装が必要です。
塗装を行うことで、金属屋根をサビや腐食から保護することができます。
塗装の頻度は、屋根材の種類や環境によって異なりますが、5年~10年程度に一度行うのが目安です。
金属屋根の修理は、DIYでは難しい場合が多く、専門業者に依頼する方が安全です。
費用相場は、破損の程度や屋根の面積によって異なりますが、塗装であれば数万円から数十万円程度、穴の補修であれば数万円程度かかることが多いでしょう。
ベランダ・屋上からの雨漏り
ベランダや屋上からの雨漏りは、床のひび割れや排水口の詰まりなどが原因で発生することが多いです。
ベランダや屋上は、雨水が溜まりやすい場所であるため、防水処理が施されています。
しかし、経年劣化や施工不良によって防水層が破損し、雨漏りが発生することがあります。
例えば、ベランダの床にひび割れがあると、そこから雨水が侵入し、階下への雨漏りに繋がる可能性があります。
また、排水口が詰まっていると、雨水が流れずにベランダに溜まり、防水層に負担がかかり、雨漏りの原因となることがあります。
ベランダや屋上の雨漏りを防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
具体的には、床のひび割れや排水口の詰まりがないか、定期的に確認しましょう。
ベランダ屋根の修理
ベランダ屋根の修理は、ホームセンターで材料を揃えてDIYすることもできます。
コーナンなどのホームセンターでは、ベランダ屋根の修理に必要な材料や工具が販売されています。
DIYに自信がある方は、自分で修理に挑戦してみるのも良いでしょう。
例えば、ポリカーボネート製の波板が割れてしまった場合は、ホームセンターで新しい波板を購入し、交換することができます。
必要な道具は、ドライバー、電動ドリル、金ノコなどです。手順としては、まず、割れた波板を撤去します。
次に、新しい波板を適切なサイズにカットします。そして、新しい波板を既存の骨組みに固定します。
ただし、高所作業になるため、安全には十分注意する必要があります。
また、DIYで修理を行った場合、万が一、修理が不完全で雨漏りが再発した場合、保証が受けられない可能性があります。
不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する場合の費用相場は、屋根の大きさや破損の程度によって異なりますが、数万円程度から数十万円程度かかることが多いです。
床のひび割れ
ベランダや屋上の床にひび割れがあると、そこから雨水が侵入し、雨漏りの原因となることがあります。
床のひび割れは、経年劣化や地震などが原因で発生することがあります。
ひび割れを放置すると、雨漏りが悪化するだけでなく、建物の構造に影響を及ぼす可能性もあります。
例えば、床のひび割れから雨水が侵入し、鉄筋が腐食してしまうと、建物の強度が低下する可能性があります。
ひび割れの補修は、DIYでも可能ですが、防水処理を適切に行う必要があるため、専門業者に依頼する方が安心です。
専門業者であれば、ひび割れの状況に合わせて適切な補修材を選び、防水処理を施してくれます。
費用相場は、ひび割れの大きさや数によって異なりますが、数千円程度から数万円程度かかることが多いです。
排水口の詰まり
排水口の詰まりは、雨水が流れずにベランダや屋上に溜まってしまい、雨漏りの原因となることがあります。
排水口は、落ち葉やゴミなどが詰まりやすいため、定期的な清掃が必要です。
排水口の詰まりを解消するには、パイプクリーナーを使用したり、高圧洗浄機で洗浄したりする方法があります。
パイプクリーナーは、ホームセンターなどで購入することができます。
使用方法に従って、排水口に流し込み、しばらく放置した後、水で洗い流します。
高圧洗浄機を使用する場合は、水圧を調整して、排水口を傷つけないように注意しましょう。
詰まりを放置すると、雨水が溢れ出し、雨漏りの原因となるだけでなく、悪臭の原因にもなるので注意が必要です。
壁からの雨漏り
壁からの雨漏りは、外壁のひび割れやサッシ周りの劣化などが原因で発生することがあります。
外壁は、雨風や紫外線に常にさらされているため、劣化しやすく、雨漏りの原因になりやすい場所です。
壁からの雨漏りを防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
具体的には、外壁にひび割れがないか、サッシ周りのシーリング材が劣化していないかなどを定期的に確認し、必要があれば補修を行いましょう。
また、外壁塗装を行うことで、外壁を保護し、雨漏りを予防することができます。
外壁のひび割れ
外壁のひび割れは、雨漏りの原因となります。外壁にひび割れがあると、そこから雨水が侵入しやすくなるからです。
例えば、地震や地盤沈下などによって外壁にひび割れが発生した場合、そこから雨水が侵入し、雨漏りに繋がる可能性があります。
外壁のひび割れを放置すると、雨漏りが悪化するだけでなく、建物の構造に影響を及ぼす可能性もあります。
ひび割れの補修は、DIYでも可能ですが、適切な材料と工法で補修する必要があるため、専門業者に依頼する方が安心です。
専門業者であれば、ひび割れの状況に合わせて適切な補修材を選び、防水処理を施してくれます。
費用相場は、ひび割れの大きさや数によって異なりますが、数千円程度から数万円程度かかることが多いです。
サッシ周りの劣化
サッシ周りの劣化は、雨漏りの原因となります。
サッシ周りのシーリング材は、経年劣化によってひび割れたり、剥がれたりしやすいため、そこから雨水が侵入しやすくなるからです。
例えば、シーリング材が劣化して隙間ができてしまった場合、そこから雨水が侵入し、雨漏りに繋がる可能性があります。
サッシ周りの劣化を放置すると、雨漏りが悪化するだけでなく、サッシの開閉がスムーズにいかなくなったり、断熱性や気密性が低下したりする可能性があります。
サッシ周りの補修は、DIYでも可能ですが、シーリング材の選び方や施工方法を間違えると、雨漏りが再発する可能性があります。
そのため、専門業者に依頼する方が安心です。専門業者であれば、適切なシーリング材を選び、正しい施工方法で補修してくれるため、雨漏りの再発を防ぐことができます。
費用相場は、サッシの大きさや数によって異なりますが、数千円程度から数万円程度かかることが多いです。
天井からの雨漏り
天井からの雨漏りは、屋根からの雨漏りが原因であることが多いですが、天井裏の配管からの水漏れが原因で起こることもあります。
天井にシミができたり、雨音がしたりする場合は、天井裏で雨漏りが発生している可能性があります。
天井からの雨漏りを放置すると、天井材が腐食したり、カビが発生したりするだけでなく、電気配線に影響が出て、火災の原因になる可能性もあります。
早急に原因を突き止めて修理する必要があります。
天井裏を点検する際は、足元が不安定な場合があるので、十分注意しましょう。
屋根裏の雨漏り
屋根裏の雨漏りは、天井からの雨漏りの原因となることがあります。
屋根裏は、外気の影響を受けやすいため、結露が発生しやすく、その結露が原因で雨漏りが発生することがあります。
また、屋根材の劣化や破損によって、雨漏りが発生することもあります。
例えば、屋根材にひび割れがあると、そこから雨水が侵入し、屋根裏に雨漏りが発生することがあります。
屋根裏の雨漏りを防ぐためには、屋根裏の換気を良くすること、屋根材の定期的な点検と補修が必要です。
屋根裏の換気は、換気口を設置したり、屋根裏に断熱材を敷き詰めたりすることで改善することができます。
断熱材を敷き詰めることで、屋根裏の温度変化を少なくし、結露の発生を抑えることができます。
屋根材の点検は、年に一度程度行い、ひび割れやズレ、破損などがないか確認しましょう。
破損が見つかった場合は、早めに修理をすることで、雨漏りを防ぐことができます。
天井裏からの雨漏り対策は?
天井裏からの雨漏り対策としては、原因を特定し、適切な補修を行うことが重要です。
屋根の破損や劣化が原因であれば、屋根の修理や葺き替えが必要です。
配管の水漏れが原因であれば、配管の修理が必要です。
天井裏からの雨漏りは、原因を特定するのが難しい場合があり、専門業者に依頼して調査してもらう方が安心です。
専門業者であれば、雨漏りの原因を特定し、適切な補修方法を提案してくれます。
例えば、雨漏りしている箇所に蛍光塗料を注入し、その塗料の流れを辿ることで、雨漏りの原因を特定する方法があります。
雨漏り修理をDIYでやるメリット・デメリットや注意点を解説

雨漏り修理を自分で行うことをDIYと言います。
DIYで雨漏り修理をする場合は、メリットとデメリット、注意点を理解してから行うようにしましょう。DIYのメリットは、修理費用を抑えることができることです。
しかし、専門的な知識や技術が必要な場合があり、正しい方法で修理しないと、雨漏りが再発したり、もっとひどくなったりする危険性があります。
そのため、DIYで修理できる範囲かどうかをしっかり見極め、無理そうなら業者に依頼することも重要です。
例えば、雨どいにゴミが詰まって雨漏りしている場合は、DIYで簡単に直せる可能性が高いです。
一方、屋根全体が壊れていたり、雨漏りの原因がわからない場合は、専門業者に依頼した方が安心です。
DIYで無理に修理しようとすると、雨漏りがひどくなったり、家が壊れてしまう可能性があり、結果的に、もっとお金がかかってしまうこともあります。
この章では、以下の3つについて解説していきます。
- 雨漏り修理をDIYするメリット
- 雨漏り修理をDIYするデメリット
- 雨漏り修理をDIYする注意点
雨漏り修理をDIYするメリット
雨漏り修理をDIYする最大のメリットは、費用を抑えられることです。
業者に依頼すると、材料費だけでなく、作業をする人の費用や、業者が出張してくるための費用などもかかるため、高額な費用がかかることがありますが、DIYなら材料費だけで済む場合がほとんどです。
例えば、コーキング剤を使った簡単な雨漏り補修であれば、材料費は1000円以下で済むこともあります。コーキング剤は、ホームセンターなどで手軽に購入することができ、使い方も比較的簡単です。
必要な量だけ購入できるため、余った材料を保管する必要もなく、費用を抑えることができます。
雨漏り修理をDIYするデメリット
雨漏り修理をDIYするデメリットは、専門的な知識や技術が必要になる場合があり、正しい方法で修理しないと、雨漏りが再発したり、もっとひどくなったりする可能性があることです。
雨漏りの原因は様々で、原因を特定し、適切な修理方法を選ぶには、専門的な知識が必要です。
例えば、雨漏りの原因が屋根瓦の劣化ではなく、屋根の骨組み部分に問題がある場合、正しい知識がないままDIYで修理を行うと、雨漏りを悪化させてしまう可能性があります。
また、瓦屋根のズレを直す際に、瓦の固定方法を間違えると、強い風が吹いた時に瓦が落ちて、人に怪我をさせてしまう可能性もあります。
間違った方法で修理を行うと、雨漏りが再発するだけでなく、家の構造が壊れてしまう可能性もあります。
専門業者に依頼すれば、雨漏りの原因をきちんと調べて、適切な修理方法で根本的に解決してくれます。
また、多くの場合、保証も付いているため、安心して任せることができます。
雨漏り修理をDIYする注意点
雨漏り修理をDIYする際には、安全に作業を行うことが何よりも大切です。
屋根の上などの高い場所での作業は、転落したり、落ちたりする危険性が高いため、十分に注意する必要があります。
作業を行う前に、安全対策をしっかり行い、無理のない範囲で作業を行いましょう。
具体的な安全対策としては、以下の点が挙げられます。
- ヘルメットを被る
- 滑り止めが付いた靴を履く
- 作業前に周りの安全を確認する
- 複数人で作業を行う
ただ、屋根に上っての作業は決しておすすめできないため、屋根に上る必要がある場合には、業者に依頼することをお勧めします。
雨漏り修理費用を安く抑えるには?【DIYと業者の費用相場】

雨漏り修理費用は、DIYで行うか業者に依頼するかで大きく異なります。
DIYであれば材料費だけで済むことが多いですが、業者に依頼する場合は、作業をする人の費用や、業者が現場まで来るための費用などが加わり、費用が高くなる傾向があります。
費用を抑えたい場合は、DIYで修理できるかどうかを検討してみましょう。
ただし、DIYが難しい場合は、無理せず業者に依頼することが大切です。
DIYで修理できる場合は、数百円から数千円の材料費だけで済む場合もあります。
例えば、コーキング剤を1本購入して、雨漏りしている箇所を補修する場合、500円程度で済むこともあります。
一方、業者に依頼した場合、簡単な修理でも数万円、大規模な修理になると数十万円かかる場合もあります。
例えば、瓦が数枚ずれているのを直すだけの簡単な修理でも、3万円程度の費用がかかることがあります。
屋根全体の葺き替えとなると、100万円を超えることもあります。
業者に依頼するメリットとしては、専門的な知識と技術を持った職人による確実な修理、保証が付いていることなどが挙げられます。
この章では、
- 雨漏り修理費用を解説
- 雨漏り修理DIYにかかる費用
- 業者に依頼した場合の費用相場
について解説していきます。
雨漏り修理費用を解説
雨漏り修理費用は、材料費、工事費、諸経費の3つに分けられます。
材料費は、使用する材料の費用です。
工事費は、業者の作業にかかる費用です。
諸経費は、交通費や廃材処理費などの費用です。
雨漏りの修理にかかる費用はいくらですか?
雨漏り修理の費用は、雨漏りの規模や原因、修理方法、業者によって大きく異なります。
小規模な雨漏りであれば、数万円程度で修理できる場合もありますが、大規模な雨漏りや原因調査に時間がかかる場合は、数十万円以上かかる場合もあります。
例えば、コーキングの補修など、軽度な雨漏りであれば、1万円~5万円程度で修理できることが多いです。
しかし、屋根の葺き替えが必要な大規模な雨漏りの場合は、50万円~100万円以上かかることもあります。
また、雨漏りの原因が特定しにくい場合、調査費用として別途数万円程度かかる場合もあります。
雨漏りの原因や規模による費用の違い
雨漏りの修理費用は、原因や規模によって大きく変わります。
原因が特定しやすく、修理範囲が狭い場合は、費用が安く抑えられますが、原因が特定しにくく、修理範囲が広い場合は、費用が高額になる傾向があります。
例えば、瓦のずれを直すだけの簡単な修理であれば1万円以下で済むこともありますが、屋根全体の葺き替えが必要な場合は、数十万円以上かかることもあります。
また、雨どいの詰まりを解消する場合は、5000円~1万円程度、雨漏りしている部分の防水シートの交換は、1㎡あたり5000円~1万円程度が目安となります。
雨漏りの原因が複雑な場合や、広範囲にわたる場合は、その分、調査や修理に費用がかかることになります。
雨漏り修理DIYにかかる費用
雨漏り修理をDIYで行う場合、費用は材料費のみで済むことがほとんどです。
材料費は、使用する材料や量によって異なりますが、数百円から数千円程度で済む場合が多いです。
例えば、コーキング剤は数百円で購入できますし、防水テープも1000円程度で購入できます。
また、防水シートは、サイズや種類によって異なりますが、1000円~5000円程度で購入できます。
DIYで雨漏り修理を行う場合は、必要な材料を必要な量だけ購入することができるため、費用を抑えることができます。
業者に依頼した場合の費用相場
雨漏り修理を業者に依頼した場合、費用は5万円から30万円程度が目安となります。
ただし、雨漏りの状況や修理内容、業者によって費用は大きく変わる可能性があります。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
業者による費用は、材料費、人件費、出張費などに分かれます。
材料費は、使用する材料の費用で、工事費は、職人の人件費や作業にかかる費用です。
出張費は、業者が現場まで来るための交通費です。
見積もりを取る際には、これらの内訳をしっかりと確認しましょう。
また、悪徳業者に騙されないように、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
相見積もりを取ることで、適正な価格で修理を依頼することができます。
雨漏り修理はどの業者に頼む?信頼できる業者選びのポイント

雨漏り修理を業者に依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
信頼できる業者を選ぶことで、適正な価格で質の高い修理を受けられ、安心して任せることができます。
悪質な業者を選んでしまうと、高額な費用を請求されたり、ずさんな工事をされたりするリスクがあります。
例えば、見積もりの時に「無料で点検します」と言って屋根に上り、わざと瓦を壊して「このままでは危険なので、今すぐ修理が必要です」と高額な修理契約を迫ってくる悪い業者もいます。
また、契約内容と違う安い材料を使って手抜き工事を行い、後で雨漏りが再発するケースもあります。
信頼できる業者を見つけるためには、複数の業者を比較検討し、実績や評判などを確認することが大切です。
この章では、信頼できる雨漏り修理業者を選ぶポイントを5つ紹介します。
- ホームセンターの相談窓口を利用する
- 地元密着型の業者を選ぶ
- 複数の業者から見積もりを取る
- 訪問見積もり時に対応をチェックする
- 口コミや評判を確認する
信頼できる雨漏り修理業者を5つのポイントで解説!
信頼できる雨漏り修理業者を選ぶポイントは、上記5つのポイントを参考にしましょう。
家の修理 ホームセンター
ホームセンターでは、家の修理に関する相談を受け付けている場合があります。
専門知識を持ったスタッフが、雨漏りの状況をヒアリングし、適切な修理方法や業者を紹介してくれることがあります。
ホームセンターの相談窓口を利用するメリットは、無料で相談できる点と、複数の業者を紹介してもらえる点です。
ただし、ホームセンターによっては、相談窓口を設置していない場合や、専門のスタッフが不在の場合もあるため、事前に確認が必要です。
例えば、DCMホーマックやカインズホームなど、大きなホームセンターでは、リフォームや修理に関する相談窓口を設けていることが多いです。
地元密着型の業者を選ぶ
地元密着型の業者は、地域に根ざした営業をしているため、迅速な対応や丁寧なアフターフォローが期待できます。
顔なじみの顧客を大切にしているため、親身になって相談に乗ってくれることが多いでしょう。
また、地域の情報に精通しているため、適切な修理方法を提案してくれる可能性も高いです。
例えば、地元の気候風土に適した屋根材や工法を良く知っているので、より効果的な雨漏り対策を提案してくれるでしょう。
地元密着型の業者を探すには、地元のタウンページやインターネットで検索したり、近所の人に評判を聞いたりする方法があります。
複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることは、適正な価格で修理を依頼するために非常に重要です。
業者によって、料金設定やサービス内容が違うため、1社だけの見積もりで決めてしまうと、損をしてしまう可能性があります。
複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討することで、自分に合った業者を見つけることができます。
見積もりを依頼する際は、電話、メール、ウェブサイトなど、様々な方法があります。
見積もり内容を比較する際には、料金だけでなく、修理内容や保証内容なども確認しましょう。
例えば、A社は瓦の葺き替え費用が100万円、保証期間が5年、B社は瓦の葺き替え費用が80万円、保証期間が10年というように、業者によって費用や保証内容が異なる場合があります。
訪問見積もり時に対応をチェック
訪問見積もり時には、業者の対応をしっかりとチェックしましょう。
業者の対応は、その業者の質を表す重要な指標となります。
丁寧な説明をしてくれるか、質問にきちんと答えてくれるか、見積もり内容が明確であるか、などをチェックしましょう。
悪質な業者の特徴としては、高圧的な態度で契約を迫ってくる、見積もり内容が曖昧である、契約を急がせる、などが挙げられます。
これらの特徴が見られる場合は、契約を控えた方が良いでしょう。
例えば、業者が屋根に上って点検する際、安全対策をしっかり行っているか、作業着を着用しているか、言葉遣いは丁寧か、などの点を確認しましょう。
口コミや評判を確認する
口コミや評判は、業者選びの重要な参考材料となります。
実際にその業者を利用した人の意見を聞くことができるため、業者の良し悪しを判断する材料になります。
インターネットの口コミサイトや、知人からの紹介などを参考に、業者の評判を確認しましょう。
ただし、口コミはあくまでも参考程度にとどめ、最終的には自分の目で判断することが大切です。
口コミサイトを利用する際は、情報源の信頼性や投稿日時などを確認しましょう。
また、サクラと呼ばれる、業者側が自作自演で投稿した口コミもあるため、注意が必要です。
雨漏りを内側から応急処置!方法と注意点

雨漏りが発生した時は、二次被害を防ぐため、速やかに応急処置を行いましょう。
雨漏りを放置すると、天井や壁が腐食したり、カビが発生したりするなど、被害が拡大する可能性があります。
例えば、雨漏りによって天井裏の木材が腐食すると、天井が崩落する危険性もあります。
また、カビやダニが発生すると、アレルギーや呼吸器疾患の原因となる可能性もあります。
応急処置としては、雨漏りしている箇所を特定し、水滴を拭き取り、防水テープやシートで覆う、バケツで雨水を受けるなどの方法があります。
応急処置を行うことで、雨漏りの被害を最小限に抑えることができます。
ただし、応急処置はあくまで一時的な対策であり、根本的な解決には、専門業者による修理が必要となります。
この章では、雨漏りの応急処置の方法を4つに分けて解説して行きます。
- 雨漏りしている箇所の確認
- 水滴を拭き取る
- 防水テープやシートで応急処置
- バケツで雨水を受ける
雨漏りしている箇所の確認
応急処置を行う前に、まず雨漏りしている箇所を特定しましょう。
雨漏りの原因を特定することで、より適切な応急処置を行うことができます。
天井や壁にシミや水滴がある場合は、その周辺を重点的に確認しましょう。
また、雨音がする場合は、音のする方向を手がかりに、雨漏りしている箇所を特定しましょう。
天井裏や屋根裏など、危険な場所には立ち入らないように注意してください。
水滴を拭き取る
雨漏りによって発生した水滴は、速やかに拭き取りましょう。
水滴を放置すると、カビやシミの原因になり、建材を傷める可能性があります。
タオルや雑巾などを使って、水滴を丁寧に拭き取りましょう。
特に、電気製品の近くの水滴は、感電の危険性があるため、注意が必要です。
水滴を拭き取る際は、感電に注意し、濡れた床で滑らないように注意しましょう。
防水テープやシートで応急処置
雨漏りしている箇所を特定したら、防水テープやシートで覆い、雨水の侵入を一時的に防ぎましょう。
防水テープやシートは、ホームセンターなどで手軽に購入できます。
雨漏りしている箇所のサイズに合わせて、防水テープやシートをカットし、しっかりと貼り付けましょう。
ただし、防水テープやシートはあくまで応急処置であるため、根本的な解決には、専門業者による修理が必要です。
防水テープやシートは、種類によって防水性や耐久性が異なります。
用途に合わせて適切なものを選びましょう。
例えば、小さな穴を塞ぐ場合はブチルテープ、広範囲を覆う場合は防水シートを使用すると良いでしょう。
バケツで雨水を受ける
天井から雨漏りしている場合は、バケツで雨水を受けましょう。
バケツで雨水を受けることで、床や家具が濡れるのを防ぎ、二次被害を最小限に抑えることができます。
雨漏りしている箇所の真下にバケツを置き、雨水を受け止めましょう。
バケツがいっぱいになったら、こまめに水を捨てましょう。
バケツが倒れないように固定したり、定期的に水を捨てたりするなど、注意が必要です。
天井裏の雨漏りにも効果的な予防策を紹介

雨漏りを防ぐためには、日頃から適切な予防策を行うことが大切です。
雨漏りは、家が腐ったり見た目が悪くなったりするだけでなく、健康にも悪影響を与える可能性があります。
例えば、雨漏りで木材が腐ると、家の強度が下がり、最悪の場合、家が倒れてしまう危険性もあります。
また、雨漏りでカビが発生すると、アレルギーや呼吸器の病気になる可能性もあります。
屋根の点検や雨どいの掃除、防水塗装やコーキングの補修、屋根の葺き替えなどを行うことで、雨漏りのリスクを減らすことができます。
ホームセンターで屋根材は購入できる?
屋根の修理やメンテナンスに必要な屋根材は、ホームセンターで購入することができます。
ホームセンターには、瓦やスレート、金属板など、いろいろな種類の屋根材が売られています。
簡単な作業であれば、自分で屋根の修理を行うこともできます。
ただ、DIYで屋根材を交換する場合は、高い場所で作業することになるので、安全には十分注意する必要があります。
勾配な屋根であったり、2階以上の場合には絶対にDIYで作業を行わないようにしましょう。
また、屋根材の種類によっては、専門的な知識や技術が必要になる場合もあるため、不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
屋根の定期的な点検
屋根の定期的な点検は、雨漏りを早く見つけて、被害を小さくするために重要です。
屋根は、雨や風、太陽の光に常にさらされているため、古くなっていくと、雨漏りのリスクが高くなります。
定期的に屋根を点検することで、瓦のズレやひび割れ、スレート屋根の破損、金属屋根の腐食などを早く見つけて、修理することができます。
例えば、瓦が1枚ずれているのをそのままにしておくと、そこから雨水が入り込んで、雨漏りが発生する可能性があります。
しかし、定期的な点検で早く見つけることができれば、瓦を固定するだけで済むため、修理費用を抑えることができます。
屋根の点検は、目で見て、手で触って確認することができます。
点検すべきポイントは、以下の通りです。
- 瓦のズレやひび割れ
- スレート屋根の破損
- 金属屋根の腐食
- 雨どいの詰まり
点検は、年に1~2回程度行うのが目安です。
業者に点検を依頼する場合、費用は、屋根の大きさや形によって異なりますが、1万円~数万円程度が相場です。
雨どいの清掃
雨どいの定期的な清掃は、雨漏りを防ぐために効果的です。
雨どいが落ち葉やゴミで詰まると、雨水がうまく流れなくなり、屋根に溜まってしまい、雨漏りの原因となることがあります。
例えば、台風や大雨の後には、雨どいに落ち葉やゴミが詰まりやすくなるため、清掃が必要です。
大量の落ち葉が雨どいに詰まったままにしておくと、雨水が溢れ出し、軒先や外壁から雨漏りが発生する可能性があります。
定期的に雨どいの中のゴミを取り除き、雨水がスムーズに流れるようにしておきましょう。
雨どいの清掃は、自分で行うこともできますが、高い場所での作業になるため、専門業者に依頼する方が安全です。
業者に依頼する場合、清掃費用は、雨どいの長さや形によって異なりますが、5,000円~1万円程度が相場です。
防水塗装・コーキングの補修
防水塗装やコーキングは、古くなっていくと効果が薄れてくるため、定期的な補修が必要です。
防水塗装やコーキングは、屋根や外壁を雨水から守る役割をしていますが、古くなってひび割れや剥がれが生じると、防水効果が低下し、雨漏りの原因となります。
例えば、コーキングが劣化して隙間ができると、そこから雨水が侵入し、雨漏りに繋がる可能性があります。
また、防水塗装が劣化すると、屋根材が水を吸収しやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。
定期的に防水塗装やコーキングの補修を行うことで、防水効果を維持し、雨漏りを防ぐことができます。
防水塗装やコーキングの補修は、自分で行うこともできますが、専門的な知識や技術が必要になる場合もあるため、不安な場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する場合、費用相場は、使用する材料や施工面積によって異なりますが、数万円から数十万円程度かかることが多いです。
屋根の葺き替え
屋根の葺き替えは、雨漏りを根本的に解決する効果的な方法です。
屋根材には寿命があり、寿命を超えた屋根材は、防水性能が低下し、雨漏りのリスクが高まります。
屋根材の寿命は、種類や環境によって異なりますが、一般的には10~20年程度と言われています。
例えば、瓦屋根は15~20年、スレート屋根は10~15年、金属屋根は20~30年程度が寿命の目安です。
屋根材の寿命が近づくと、ひび割れや剥がれ、変色などが目立つようになり、雨漏りのリスクが急激に高まります。
屋根材の寿命が近づいたら、葺き替えを検討しましょう。
葺き替えを行うことで、新しい屋根材になり、防水性能が向上するため、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。
葺き替え費用は、屋根材の種類や面積によって異なりますが、数十万円から数百万円程度かかることが多いです。
