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「高額な屋根修理を失敗したらどうしよう…」などとお悩みの方はいませんか?今回はこれまで多かった失敗例から対策を見つけ出し、あなたの屋根修理を失敗しないアドバイスをご紹介!
不安を解消する具体的な方法も解説していきます。過去の失敗から成功を導き出しましょう。
屋根修理の失敗例とその対策法
屋根修理には様々な失敗例がありますが、その中でも特に多い失敗を7つご紹介していきます。同時に失敗を回避する対策もお教えしますので、これから屋根修理をお考えの方はぜひ参考にしましょう。
失敗例①訪問業者とうっかり契約
突然訪問してきて「あなたの家の屋根、劣化していますよ」「無料点検サービス中なので屋根に登っても良いですか?」「期間限定キャンペーン中で足場代が無料です」という営業トークをしてくる業者には要注意です。
飛び込みで営業してくる屋根修理の訪問業者の多くは悪徳業者と考えた方が賢明です。つい営業トークに乗せられて契約したはいいけど、後で調べたら相場の金額よりも高かった、ずさんな工事をされて屋根がかえって傷んでしまったというケースが後を絶ちません。
初対面の訪問業者とは即決せず、「家族と相談して決める」や「いつもお願いしている業者がいるから」といい断るようにしましょう。もし工事を検討するにしても他の業者に見積もりを出してもらい、本当に必要な工事なのか、金額は適正かなどチェックすることが大切。
悪徳訪問業者は工事代金を支払った後、突然連絡が取れなくなることがあります。代金は必ず工事終了後に支払う、契約書は書面でもらうなどの対策が必要です。
失敗例②修理後に雨漏りが再発
せっかく高いお金をかけて雨漏り修理をしてもらったのに、雨漏りが再発してしまったという失敗があります。これは雨漏りの原因を業者が特定できなかったことが理由です。
雨漏りの修理を行う前には、雨漏りの原因を探る調査が必要で、散水調査や赤外線サーモグラフィーを使った調査で雨漏りの箇所や原因を突き止めます。もちろん調査にはお金がかかりますが、雨漏りが直らず再修理することを考えれば決して高い金額ではありません。
さらに、雨漏り調査をする人と修理する人との意思疎通が十分でない場合も、雨漏りの要因となります。調査した以外の箇所に不具合が見られた場合、自社の職人なら臨機応変に修理することも可能ですが、下請け業者の場合は言われた部分だけしか修理しないということがあるため。
また下請けの業者は適切な修理方法を知らないということも考えられますので、雨漏りの再発を防ぐには原因の特定と、自社施工の業者を選ぶことが重要となります。
失敗例③耐用年数前に塗装が剥がれた
耐用年数が15年の塗料を使ったのに、数年で塗装が剥がれてしまったという屋根塗装のトラブルがあります。これは塗料がしっかりと定着していないことが原因で起こります。
特にサビのあるトタン屋根の塗装で発生し、塗装前の洗浄やサビを落とすケレン作業が不十分だと塗料がしっかりと定着してくれません。こうした下地処理は金属屋根以外でも重要です。
耐用年数以前の塗装の剥がれを防ぐには、必ず作業途中の写真を撮影して報告してもらいましょう。工程ごとに写真を見てチェックできれば、自分で屋根に登らなくても安心して塗装してもらえます。
失敗例④塗装の色がイメージと違う
サンプルを見て塗料する色を選んだはずなのに、屋根に塗ったらイメージと違う色になったという失敗例があります。太陽光の当たり方で色が違って見えることが影響しています。
実際に施工した家がある場合は、実物の屋根や写真で色を確認することをおすすめします。また目立たない屋根の一部分に試し塗りをしてもらって、光の当たり方やサンプルとの色の違いをチェックすると良いでしょう。
屋根塗装は一度完成すると、無料での塗り直しが難しい工事です。サンプルでチェックするのはもちろんですが、試し塗りや実際に塗っている屋根を見せてもらって、イメージに近い色を選ぶようにしましょう。
失敗例⑤工事中のホコリや騒音で苦情
屋根修理では工事中の騒音や立ち上るホコリ、塗装中の塗料の飛散で隣近所とのトラブルに発展することがあります。特に隣の家との隙間が狭い住宅街などで起こりやすいので注意が必要です。
足場に水滴やホコリが飛散するのを防止する「飛散防止ネット」を必ず掛けるように業者に確認してください。もし隣家との隙間が狭い場合は、飛散しないか事前にチェックしておきましょう。
また工事車両が近所に停車して、車の通行の妨げになることもあります。工事車両大きさをチェックすると同時に、台数分の駐車場を確保するなどして対策を取りましょう。
上記のようなトラブルはリフォーム工事ではつきものです。必ず工事前には隣近所にあいさつに出向き、「○日頃までリフォームをするので、ご迷惑をおかけするかもしれません」と一言伝えておくことが一番の苦情対策となります。
失敗例⑥保証による再修理をしてもらえない
屋根の重ね葺き工事をしてもらったのに雨漏りが発生、保証を使って無料で工事をしてもらおうと連絡をしたら「このケースでは対象外です」と言われ再修理をしてもらえないトラブルがあります。
このケースでの保証は、修理業者が独自に決めている工事保証のことがほとんど。業者によって保証内容や保証期間が独自に決められることから、再工事で保証が使えない場合があります。
このような失敗を防ぐには、保証内容や保証期間をしっかりチェックすることが大切です。不明な点は業者に確認し、どのような場合に保証の対象外となるか教えてもらってください。
業者を選ぶ際は保証のある業者というだけでなく、保証内容をきっちりと説明してくれるか?質問に丁寧に答えてくれるか?という点もチェックしましょう。
失敗例⑦見積額と請求額が違う
工事前にもらった見積もりの金額と、工事完了後の請求書の金額が大幅に違うということがあります。
特に悪徳業者の中には、パック料金などと言いながら追加で高額な費用を請求する業者がいます。またお金を支払った後で、見積もり金額より大幅に高くなったと判明したケースもあります。
代金を支払う前には必ず見積書の金額をチェックすることはもちろんですが、現金ですぐに支払いをしないよう銀行振り込みなどを選択するのもおすすめです。
根本的な解決法として「工事契約時に追加工事は発生しないか?」「するとしたらどんな場合か?」などを事前に業者に確認しましょう。追加工事を行う前に一言報告してもらうような契約にするとなお安心です。
屋根工事が失敗するのでは?という不安解消のために
屋根は自分で登ってチェックしずらいということから、屋根修理が適切にされているかどうしても不安が付きまといます。特に屋根修理はキチンとした修理をしてくれない悪徳業者が多い業界でもあります。
そこで不安を解消するために自分でできることや、実際にトラブルに遭った際の対処方法について見ていきましょう。
相場や工法について自分でも勉強する
屋根修理の相場や工事方法、手順や使用する材料などをあらかじめ勉強すると不安が解消されるでしょう。
不安の多くは「よく分からない」という心理からきますので、屋根修理について理解できるようになれば、もらった見積もりの金額は適正なのか、今はどんな工事が行われているかをチェックでき、不安の解消につながります。
相場の金額は3~4社から相見積もりを取ることで分かるようになるでしょう。その場合は工法や使用する材料といった条件を同じにすることが重要。屋根は一軒一軒形状や劣化状態が異なりますので、必ず屋根に登って点検してから見積もりを出してもらいましょう。
施工実績が豊富な他の修理業者に相談する
もし修理した屋根にトラブルが発生した場合、施工実績が豊富な他の修理業者に相談することも検討してください。プロによる第三者の視点で適切な修理が行われているかチェックができます。
施工実績が豊富かは業者のHPなどで確認が可能です。また会社の設立期間が長いほど実績の証明にもなりますので、設立10年以上の業者を選ぶと良いでしょう。
また職人に屋根修理の資格保持者がいるということも要チェックです。屋根修理の業者が取れる資格には次のようなものがあります。
- 「かわらぶき技能士」…瓦屋根
- 「瓦屋根工事技士」…瓦屋根
- 「瓦屋根診断技士」…瓦屋根
- 「建築板金技能士」…金属屋根
- 「塗装技能士」…塗装工事
- 「足場の組立等作業主任者」…足場工事
- 「建築士」…屋根修理全般
- 「建築施工管理技士」…屋根修理全般
- 「建築業許可」…屋根修理全般
これらの資格は第三者によって技能が認定されたという証明になります。修理業者を選ぶ際も、上記のような保有資格を確認することが重要になります。
公的機関へ相談する
屋根修理で業者とトラブルになったという場合は、消費生活センターへ迷わず連絡してください。電話番号は局番なしの「188(いやや)」と覚えてください。お近くの自治体の消費者ホットラインにつながります。
また消費生活センターのHPには、過去の相談事例が多く掲載されています。自分と似ている案件の対処方法が把握できますので、「このケースはどうなの?」という不安の解消につながるでしょう。
屋根修理を失敗しないためには業者選びが重要
屋根修理には様々な過去の失敗例があります。これらの失敗を知り、対処法を学ぶことであなたの屋根修理を成功させてください。また不安になった際は、自分で屋根修理についての知識を付ける、他の優良業者に相談する、消費生活センターに相談するなどの解消方法があります。
屋根修理が成功するには業者選びが最も大切。こちらの記事で依頼時の注意点を知って業者選びに役立ててください。
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