屋根修理

屋根の修理期間の目安と工期が長くなる5つのケース

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屋根の修理を依頼するときに気になるのが修理期間です。具体的な目安がないと、大事な予定を入れるのに困ることも多いでしょう。

おそらく、みなさんも屋根の修理期間がわからずに依頼をためらっている状態なのではないでしょうか。

本記事では屋根の修理期間の目安をお伝えしていきます。修理期間が長くなるケースも解説しているので、自宅の屋根と照らし合わせてみてください。

工法別の屋根の修理期間

屋根の修理期間は工法によって違います。詳しくは以下の表を参考にしてください。

工法日数(施工面積30坪)
足場の設置(各工法共通)1日
足場の解体(各工法共通)1日
葺き替え2日~8日
カバー工法2日~6日
瓦葺き直し3日~10日

上記が修理工法ごとの期間目安です。工法の内容に関わらず、足場の設置と解体で最低2日は必要となります。

既存の屋根を撤去する葺き替え工法では、足場の日数を含めて最長で10日はかかるといったところです。既存の屋根を撤去しないカバー工法はもっと少ない日数で済みます。

瓦屋根を全体的に修理するときは、1枚ずつ降ろす手間があるため、期間は長くなりがちです。最長で12日はかかります。

結論として、屋根の修理には最低でも8日から2週間近くは必要と考えてください。

屋根の修理期間が長くなるケース

屋根の修理期間目安をお伝えしました。しかし、状況によっては修理期間が長くなるケースがあります。以下で解説する項目に当てはまる場合は注意してください。

悪天候

修理期間中に悪天候が訪れた場合は期間が延長されます。理由はご想像のとおり、作業が中断されるためです。強い雨風は作業が困難になるほか、資材が傷む原因となります。

基本的に修理業者は当日の天候を入念にチェックしており、天候が悪化する前にブルーシートなどで作業場を保護します。修理とは別の作業が発生するため、期間はどうしても長くなりがちです。

屋根の修理を行う場合は梅雨や台風のシーズンを避けたほうがいいといえます。

悪天候では作業が中断される!なるべく梅雨に修理するのは避けよう

隣家との距離が近い

隣家との距離が近い場合は長めの工期を提示されやすいです。隣家との距離が近いと、破片などが飛ばないように慎重に作業を行う必要があります。作業ペースが遅くなり、修理に時間がかかることが多いです。

とくに両隣とのスペースがほとんどないときは、通常の修理期間の倍はかかることも珍しくありません。窓を開けると隣家の外壁に手が届くといった住宅は、長めのスケジュールを想定したほうがいいでしょう。

無理に修理期間の短縮を要望すると、業者側も対応に困るので気をつけてください。

隣家との距離が近いと作業が遅くなる!スケジュールが遅れる可能性を考慮しよう

近くに駐車スペースがない

近くに業者が使える駐車スペースがない場合も修理期間は長くなりやすいです。業者のトラックが離れたところに駐車せざるを得ないため、資材の搬入などに時間がかかります。

たとえば、自宅の前が細い路地になっているケースでは、屋根材をトラックから台車などに乗せ換えて搬入します。一度に運べる量には限界があるため、時間がかかることは容易に想像できるでしょう。

駐車スペースについては業者から問い合わせられることも多いので、事前に自宅の周辺をチェックしておいてください。

修理前に業者が使える駐車スペースがないか確認しよう!くれぐれも違法駐車を推奨しないように!

屋根下地の劣化が激しい

屋根下地の劣化が激しい場合は別途補修作業が必要です。屋根の下には下葺き材や骨組みがあり、屋根の土台としての役割を担っています。土台部分が腐食などによって脆くなっていると、屋根を張ることができません。

結果、屋根本体の前に土台の補修や交換をする必要があるため、修理期間は長くなります。延長される期間は劣化内容や構造によって違いますが、2週間から1ヶ月は余分にかかると思ったほうがいいでしょう。

築年数から長く経過している住宅は、屋根以外にも劣化がある可能性を覚悟しておいてください。

古い住宅は見えない部分にも劣化がある!修理内容が増えることを覚悟しよう

特殊な形状の屋根をしている

屋根が特殊な形状をしている場合は修理期間が長くなります。修理用の設計に時間がかかるほか、資材がすぐに調達できないことも珍しくありません。一般的な屋根よりも着工までに時間がかかります。ちなみに以下は特殊な形状の屋根の一例です。

  • 屋根の勾配が急
  • 屋根が円形になっている
  • 天体観測用の出窓などがついている

上記以外にも屋根の形状、構造が特殊なケースはあります。デザイナーズハウスなどにお住まいの人は屋根の形状を事前に再確認してみてください。

特殊な形状の屋根は一般的な屋根と勝手が異なる!具体的な期間目安は業者に問い合わせよう

屋根のメンテナンス時期

屋根の修理を行ったあとは、寿命を延ばすために定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスをするタイミングは屋根の種類によって違います。詳しくは以下の表を参考にしてください。

屋根の種類耐用年数メンテナンス時期
スレート15年~25年7~10年
瓦(セメント系)30年~40年10~15年
瓦(粘土系)50~100年20~30年
ガルバリウム鋼板20年~30年10年~15年
トタン10~20年3年~5年
アスファルトシングル20年~30年10年~15年

上記が屋根の種類ごとの耐用年数とメンテナンス時期です。広く普及しているスレート系の屋根は遅くとも施工から10年を目途にメンテナンスしてください。

瓦屋根は素材によってメンテナンス頻度が違います。昔ながらの粘土系瓦は寿命が長いですが、昨今のセメント系瓦は半分以下の寿命です。メンテナンスの時期も早いので、混同しないようにしてください。

流行りのガルバリウム鋼板はメンテナンス不要と宣伝されることが多いですが、経年による汚れの付着は防げません。外観維持のために10年に1度は洗浄をしたほうがいいでしょう。

総じて注意してほしいのは、上記の表はあくまでも目安であることです。異変を感じたら、すぐにでもメンテナンスを行ってください。

屋根の修理で気をつけたいこと

屋根を修理するにあたり、なかなか不安がぬぐえない人も多いでしょう。屋根の修理を行う人は、以下で解説する内容をチェックしてみてください。しっかり守ることで、トラブルのリスクを減らすことができます。

近所の人には事前に伝えておく

屋根の修理を行うときは、事前に近所の人に伝えておきましょう。修理期間中はどうしても作業音や業者の出入りで騒がしくなります。事前に説明をして了解を得ておけば、苦情をいわれる心配をなくせます。

ただし、近所との付き合いがなかったり、生活リズムの違いで顔をあわせるタイミングがなかったりすることも多いです。直接、説明する機会がないときは書面を投函するなりして工夫してください。

屋根修理中の近所への迷惑は避けられないため、できるだけ誠意を見せておくことが重要です。

家の周辺を片付けておく

屋根の修理を行う前は家の周辺を片付けておきましょう。屋根の修理は事前に家の外周を覆うように足場を設置する必要があります。物が多いと、足場をスムーズに設置できないため注意してください。

とくに鉢植えといった割れやすいものは、なるべく室内に退避しておくのが無難です。作業中に何らかの事故で破損する可能性があります。面倒だからと放置しておくのは禁物です。

プレハブ倉庫など、自力での撤去が難しいものは事前に業者に伝えて対処してもらってください。

業者とのコミュケーションは密に

実際に修理に着工してからでも業者とのコミュニケーションは密に取りましょう。作業の進捗、スケジュールに遅れはないかなど、細かなことを常に確認することが大事です。状況をしっかり把握しておけば、急なトラブルにも対処しやすくなります。

また、業者によっては少々の悪天候でも作業を継続することがあります。不安なときは資材や作業精度に問題はないか確認しましょう。

気になることがあれば、修理期間中でもしっかり要望を伝えることが大事です。

補助金制度が使えないか確認

屋根を修理するときは補助金制度が使えないか確認してみましょう。各自治体の制度や保険には、住宅リフォームに関する制度があることがあります。うまく使えば費用軽減になるため、ぜひチェックしてみてください。

とくに耐震強度を増すための屋根修理であれば、各自治体で補助金制度があることが多いです。お住まい地域の役所に問い合わせると、詳しい情報を得られることでしょう。

お得に屋根修理するために、広い範囲で情報を集めてみてください。ちなみに住宅保険を使いたい場合は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、目を通してみてください。

屋根を修理するには長い期間が必要

屋根の修理期間についてお伝えしました。屋根の修理には最低でも8日~2週間は必要というのが理解できたかと思います。悪天候などをふまえると、1ヶ月はスケジュールを空けておくと余裕が持てるでしょう。

無事に修理が終わったときは、再び本記事に目を通してみてください。適切なメンテナンス時期を把握できるため、今後の不安が消えるはずです。

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