屋根修理

屋根修理の時間を左右する6つのポイント&修理方法別の工期を徹底解説

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屋根修理には数時間で終わるような軽微な工事から、2週間近くかかる葺き替え工事まで様々な修理方法があります。今回は屋根修理方法別の工程や工期だけでなく、屋根修理の時間を左右するポイントもご紹介していきます。

「屋根修理にはどの位の時間がかかるの?」や「屋根修理の期間を短くする方法はあるの?」という疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

屋根修理の方法別・工事工程と工事期間

屋根工事にかかる工事日数を知るには、どのような工程で工事が進むのかを知らなければなりません。こちらでは屋根修理の工種別に工事内容と作業にかかる日数をご紹介していきます。

葺き替え工事

既存の屋根材を撤去して新しい屋根材へ交換する葺き替え工事では、主に次のような工事内容となります。

工事内容作業日数
足場の敷設・養生半日~1日
既存屋根材の撤去1日~2日
下地の撤去・新設1日
防水シート設置半日~1日
屋根材の敷設2日~3日
棟・軒先・ケラバ板金の加工半日
足場解体・清掃1日

修理にかかる日数は1週間~10日前後が一般的。ですが既存の下地をそのまま活用する場合や、既存下地の上に新しい下地をそのまま張る場合は工期がもう少し短くなることもあります。

重ね葺き(カバー)工事

今までの屋根材の上から新しい屋根を取りつける重ね葺きでは、既存の屋根材を撤去したり下地を張り替える時間を節約できます。同時に費用も抑えられるためおすすめの工法ですが、瓦屋根や特殊な形をした金属屋根には施工できません。

また下地の野地板がすでに劣化している場合は、新しい屋根材をしっかりと固定できないと重ね葺きでの工事が不可能になるのでご注意ください。

重ね葺き工事にかかる工期や作業日数はこちらです。

工事内容作業日数
足場の敷設・養生半日~1日
屋根洗浄半日
下地の新設半日
防水シート設置半日~1日
屋根材の敷設2~3日
足場解体・清掃1日

重ね葺きでの屋根修理では足場の敷設や解体で2日ほど、屋根洗浄や下地の新設に半日ずつかかります。防水シートを設置して新しい屋根材を敷くには3~4日前後、全体ではおおむね5~7日間ほどで工事が終わります。

屋根塗装工事

屋根の塗装工事は陶器瓦や天然スレートの屋根には必要ありませんが、それ以外の屋根では定期的に行わなければならないメンテナンスの一つです。屋根を高圧洗浄でキレイにした後、屋根専用の塗料を使って塗っていきます。

塗料には遮熱が高いものや汚れが付きにくいといった機能がある種類もありますので、次のメンテナンスまでの期間や予算に合わせて選ぶと良いでしょう。

根をキレイに洗浄した後に、専用の屋根塗料で塗り替えていきます。遮熱に特化したもの、耐候性に優れたものなど塗料には様々あるので、用途に合わせて塗料を選んでください。塗装工事にかかる日数はこちらです。

工事内容作業日数
足場の敷設半日
高圧洗浄半日~1日
養生1日
下地処理1日~2日
3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)4日~6日
養生はがし半日~1日
足場解体・清掃半日

屋根塗装にかかる日数は大体8日~12日間ほどとなります。

塗装工事には高圧洗浄後や下塗り・中塗り・上塗りの計三回の塗装後に、必ず乾かすための時間が必要になります。いくら乾きやすい塗料を使っていたとしても乾くまでの最低限の時間は必要となりますのでご注意ください。

またスレート屋根に塗装をした後は、必ず屋根材の縁に付いた塗料をカットする「縁切り」という作業が必要になります。その分日数もプラス1日程度かかると考えましょう。

またサビついたトタン屋根を塗装するには、事前にケレン作業でサビを落とすという工程が増えます。あまりにも劣化がひどい場合は塗装では対処できずに部分的に貼り替えが必要となる場合もあります。

漆喰補修工事

瓦と下地とを漆喰で固定している屋根は、定期的に漆喰の補修を行いましょう。特に築15年以上経っていたり、台風や雨が多い地域では、漆喰の剥がれによる瓦のズレが生じるため瓦補修工事は必須です。

工事内容作業日数
工事箇所の確認半日
漆喰の補充や補修1日~3日

漆喰補修工事にかかる時間は2日~4日ほど。ただし屋根の勾配がきついと足場が必要になりますので、前後に足場工事が発生します。

部分補修工事

屋根は様々な部材や部品によって成り立っているため、それらの補修工事が必要になることもあります。主な補修工事としては、棟板金や棟瓦の交換、雨どいの交換などです。

これらは破損状況によって工事日数が変わりますが、おおむね1日~4日前後で終了します。

工事内容作業日数
破損個所の確認半日~1日
必要部品の交換・補修半日~3日

ここでも足場が必要になるケースがありますので、修理を依頼する前には足場を設置するかどうか事前に確認しておきましょう。

雨漏り調査

屋根からの雨漏りというのは実に様々な原因によって発生するため、その原因や雨漏り箇所を探る調査が必要です。雨漏り箇所を特定するには次のような調査方法があります。

  • 目視調査
  • 散水調査
  • 解体調査
  • 赤外線サーモグラフィー調査
  • ファイバースコープ調査

屋根の上に登って目視でチェックする方法の他にも、ホースで水を撒いて雨漏り箇所を特定する方法や屋根の一部を解体して調査する方法など。他にも赤外線カメラやファイバースコープといった機械を使って雨水の侵入経路を調査する方法もあります。

工事内容作業日数
雨漏り調査半日~1日

雨漏り調査では通常複数の調査を組み合わせてチェックしますが、すべて調査したとしても半日から一日程度で終了します。

屋根修理の時間に関する6つのポイント

屋根修理の時間に関しては、注意しなければならない6つのポイントがあります。これらは屋根修理の時間に大きく関わることばかりなので、屋根修理の工事をなるべく早めに終わらせたい、工事期間を後ろにズレ込まないようにしたいとお考えの方はチェックしてください。

雨漏り修理は工事期間が読みにくい

雨漏り修理というのは、住宅リフォームの中でも特に完了前の時間が読みにくい工事です。雨漏りの原因が複数個所にわたっている場合、それらの原因を一つ一つ特定してから修理をしなければならないため。

雨漏りの原因としては次のような理由が挙げられます。

  • 屋根材のズレや浮き
  • 屋根材の穴あきや破損
  • 棟板金の釘浮きや脱落
  • 漆喰の崩れや劣化
  • コーキングの剥がれ
  • 雨どいの詰まりや破損
  • 屋根塗装時の縁切り不足
  • ベランダ防水の不徹底
  • 外壁のひび割れ
  • 天窓やテレビアンテナの施工不良
  • 太陽光パネルの取り付け不具合
  • 初期の施工不良
  • DIYによる施工不良

もちろん雨水の侵入を防ぐための応急処置的な工事であれば、数時間~3日程度で終わります。しかしいずれ雨漏りが再発する可能性が高く、家の構造関わる部分にまで劣化が及ぶと、かなり大掛かりな工事となってしまいます。

またこれらの原因が一つなら修理も比較的容易ですが、複数にわたる原因や劣化がひどい時には工事に大幅な時間がかかります。そうなると屋根全体の葺き替え工事や水に濡れた箇所の内装工事、床工事といった工事に至る場合も。

雨漏りを発見した際にはなるべく早めに原因を特定し修理することが、工事の時間を短くするコツになります。

屋根の状況や立地によって工期が変わる

屋根の形状や勾配、家が建っている場所によっても工事の時間が変わります。屋根の形状に関しては、左右に勾配がある切妻屋根に比べて、複雑な寄棟屋根や入母屋屋根の修理に時間がかかります。

また屋根が2階部分にしか乗っていない総2階建ての住宅よりは、1階部分にも屋根がある住宅の方が工期が長くなります。1階部分の屋根には雨どいなどの板金工事が必要なため、屋根材の加工に時間や手間がかかるためです。

住宅が建っている所までトラックが入りにくい場所だったり、坂道の途中に家があると作業時間がかかります。また近くに駐車場がないお宅では工事を始める前と後で時間を取られるため工事できる時間が短くなりますし、隣とのスペースがほとんどない場合は工事に慎重にならざるを得ませんので完了までに時間がかかることがあります。

屋根修理には適した時期・適さない時期がある

屋根修理には工事に適した季節と適さない季節があることを覚えておきましょう。適さない季節に屋根工事を行うと工事期間が延びる恐れがあります。

屋根工事に適した季節は3月から5月にかけての春や梅雨明けすぐの7月、10月末から11月末までの秋です。これらの季節は天候が比較的安定しており、寒さや暑さもそれほど厳しくないため作業がしやすくなります。

逆に梅雨時期や台風シーズンにあたる6月や8月から9月では、天候不順で工事が延期になる確率が高くなります。また冬の寒い時期は雪の降る地域はもちろんですが、雪が降らなくても寒さが厳しい地域は工事の進みが遅くなります。

工事着工日を必ず確認

屋根修理を依頼する上で見落としがちなのが工事着工日です。工事にかかる時間はある程度予測できますが、業者の都合や天候によっては工事がすぐに着工できない場合があります。

工事が着工できないといつまでたっても工事が終わらないばかりか、雨漏りが発生していると悪化する恐れが。特に台風シーズンや先ほどご説明した屋根修理に適した季節は、屋根修理が集中するのでご注意ください。

優良な修理業者ほど予約ですぐ埋まってしまうため、場合によっては依頼をしても工事を行えるのが1か月先となることも。台風など突発的な原因では仕方ありませんが、前々から屋根修理を考えている場合はなるべく早めに業者に依頼をし、工事着工日も忘れずに確認するようにしましょう。

天候によっては時間がかかる

屋根修理では雨などの天候不順が大敵です。雨が何日も続いた場合は、工事期間が延びることを覚悟しましょう。業者によっては一滴でも雨が確認された場合は屋根工事を即座に中止することがあります。

これは転落などの事故を防止するためには大切な措置で、ほとんどの業者で午前中に雨が降るとの予報が出るとその日の工事が取りやめになります。

特に梅雨時期や秋の長雨の時期の工事は、1週間で終わるはずの工事が2週間以上かかっても終わらないということがありますので、適切な工事時期を決めるというのは工事時間を左右する大切なポイントになります。

工事の中止や延伸をなくし、予定通りの時間に工事を終わらせるには、先ほどご紹介した屋根修理に適した時期を参考にして工事時期を決めるようにしましょう。

業者を探して決定するまでの時間も考える

実は屋根修理を依頼する業者を探して決定するまでも、結構な時間がかかることがあるのを覚えておきましょう。

これまで何回か屋根修理を業者にお願いしていて、今後も同じ業者に依頼するつもりなら問題ありませんが、今回初めて屋根修理をする場合は、引っ越し先で一から業者探しをする場合には注意が必要です。

屋根修理に限らずリフォームをする際には、2~3社から相見積もりを取って相場を確認したり内容を比較するという手順を踏みます。目星をつけた業者に電話やメールなどでアポイントを取り、現地調査の日程を組んで立会いのもと現場を見てもらいます。

早ければ数日のうちに見積書が完成しますが、業者によっては提出までに1週間以上かかる場合もありますのでひたすら待つことになります。全ての業者から見積書が出たら、工事内容や金額を検討比較して依頼する一社に絞ります。

ここまでで早ければ1週間前後、遅いと1か月以上かかることもあります。

屋根修理の時間を知るにはあらかじめ業者に確認

屋根修理に必要な時間は、軽微な補修工事や雨漏り調査なら半日程度で終わることもありますが、全体工事となる塗装工事や重ね葺き工事、葺き替え工事では1週間から2週間程度かかります。

この工事期間を予定通りにするには、屋根修理に適した時期に依頼するのはもちろん、信頼できる業者を探して工事着工日をしっかり確認するのがポイントに。

屋根の異常に気が付いたらなるべく早急に業者に調査してもらうことも、工事の時間や費用を短縮するには重要です。とにかく屋根修理を短時間で済ませるには、早め早めに行動するのが最も大切になります。

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