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屋根修理をするのに業者に見積もりを無料で出して欲しいと思っている方はいませんか?今回は屋根修理業者の種類や探し方、相見積を取る際の注意点などをご紹介。
お得に屋根修理を成功させるには業者選びが大切です。屋根修理の相場も参考にしながら、業者からの見積もりを比較検討してください。
屋根修理の見積もりを無料で出してくれる業者は?
屋根修理の見積もりを無料で出してくれる業者には様々な種類の業態があります。それぞれの業者に特徴がありますので、自分の場合にはどんな業者が合うのかを探してみてください。
見積一括請求サイト
インターネットで屋根修理業者を検索していると、無料でいくつもの業者から見積もりが取れる紹介サイトにたどり着くことがあります。確かに条件を一度入力すると複数の業者から回答が来るので便利に思えるのですが、そこにはいくつかの注意点が。
一つ目の注意点は修理金額が高額になりやすいということ。このような紹介サイトでは修理業者が受け取った修理金額の一部を紹介料として、サイト運営会社に支払うことになっています。紹介料は契約した修理金額の10~30%前後が一般的。
修理業者が利益を得るには、この紹介料を含んだ金額を消費者に請求することになります。結果として高額な修理金額となることがほとんどですので、あまりおすすめできません。
もう一つの理由は入力した住所や氏名といった個人情報が業者側に知られてしまうということ。同様の見積一括請求サイトに一度登録すると、いくつもの業者から営業の電話がかかってくることがあります。
サイトから個人情報が流れている証拠でもありますので、個人情報流出に気を付けている方はあまり利用しない方が良いでしょう。
リフォーム専門会社
お住いの地域によっては、住宅のリフォームを専門にしている業者がたくさんあるかもしれません。地元に密着したリフォーム業者の場合、元々工務店や塗装業を営んでいた会社が業態を変えていることがあります。そのような業者には得意・不得意がありますので、リフォーム内容によって業者を選ぶようにしましょう。
またチェーン展開する大手のリフォーム会社であれば、営業をかけて契約を取ってきても実際に工事を行うのが地元の下請け会社というケースがあります。そうなると紹介料やマージンといった経費が上乗せされますので、修理金額が高くなることも。
一口にリフォーム専門会社と言っても、もともとの業態や形態が異なります。なるべく安く屋根修理をするには自社施工で実績が豊富な業者を見つける必要があります。
ハウスメーカー
大手のハウスメーカーでは、リフォーム事業も展開している会社があります。名前に聞き覚えがあるということで安心感につながると感じる方も多いのでは?ただしこの場合も実際の工事は下請け業者に任せることがほとんどのため、工事金額が高くなりやすいというデメリットがあります。
新築を購入してから10年以内の雨漏りでは、売主の責任で補修してもらえることがあります。もし新築から10年経たないうちの屋根の不具合は施工不良の可能性がありますので、購入したハウスメーカーに連絡することをおすすめします。
屋根修理専門業者
屋根修理専門業者は、屋根材の種類や施工方法によって異なります。つまり自宅の屋根材の種類や工事内容で業者を変える必要があるということ。こちらは屋根修理業者の種類と得意とする工事の一覧です。
業者の種類 | 工事内容 |
瓦業者 | 屋根瓦の修理や葺き替えを専門としている業者 屋号に「瓦」が入っているのが特徴で瓦屋根の雨漏りにも対応 |
板金業者 | トタンやガルバリウム鋼板など金属屋根を専門に扱う業者 葺き替える屋根材が金属屋根の場合は板金業者に依頼する |
塗装業者 | 屋根の塗装工事を専門としている 瓦のひび割れや棟板金の補修等の軽微な修理ができることも |
防水業者 | ビルやマンションの陸屋根の防水工事に対応する業者 塗装と比べて専門知識が必要なため陸屋根の防水工事や雨漏り工事には最適 |
業者によって専門としている工事が異なりますので、希望する修理内容に応じて選ぶようにしてください。重ね葺きや葺き替えといった工事では、新しい屋根材の種類に応じた専門業者を選ぶと良いでしょう。
無料見積りを出す業者の探し方
屋根修理の無料見積もりを出してくれる業者はいくつもありますが、その業者をどのようにして探せばいいのでしょうか。
こちらでは業者を探す主な手段や注意点などを解説していきます。
インターネット
最近ではスマホやパソコンから気軽に業者を探せるようになりました。見積もり比較サイトなどもありますが、上で説明したポイントに注意して活用しましょう。
比較サイト以外にもインターネットでは、業者が個別でアップしているホームページをチェックすることができます。「地域名」と「屋根修理」で検索するとたくさんの業者が出てきます。
その際に信頼できる業者の見分け方をご紹介していきます。
- 住所・電話番号・代表者名・創業・保有資格といった会社情報が明確
- 職人や従業員の顔写真が載っている
- 過去の施工例
- 費用の目安や施工方法が詳しく分かる
会社情報が分かると、実際にキチンと事業展開していることの証明となります。また顔写真は安心感につながりますし、自社に職人がいると直接工事をしているということの証拠に。
過去の施工例からは業者が得意としている工事の種類が分かりますし、その他の費用の情報は信頼性の証となるでしょう。このように業者のホームページにはたくさんのチェックポイントがあります。
優良な業者を探すにはホームページのチェックは欠かせません。
折り込みチラシや広告
新聞の折り込み広告や看板広告といったもので業者を選ぶことができます。このような媒体を通して屋根修理を依頼する方もいるでしょう。ただ一部には適当な見積内容や見積金額を提示する業者もいます。
また頻繁に広告を出している業者は、広告費に膨大なお金を費やしていることも。結果的にリフォーム費用に跳ね返ってくる可能性がありますので、注意が必要です。
地域版の電話帳
地域版の電話帳にはその地域にある修理業者が掲載されています。一件ごと連絡を取る手間がありますが、古くからの業者はホームページを作成していない場合もあるため、隠れた優良店を探すのに役立ちます。
インターネットと併用して、電話帳で見つけた業者を検索することも優良業者を見つけるには良い方法です。特に屋根修理というのは専門性が高く、素人では工事箇所が分かりにくいもの。古くからの実績がある業者を探すには、電話帳を利用してみてはいかがですか。
知り合いや友人の紹介
知り合いや友人の紹介で屋根業者を見つけるという方法もあります。確かに誰かの紹介なら安心して工事を任せられそうですが、いくつかの注意点があります。
一つ目は希望通りの工事ができるか不透明だということ。知り合いと全く同じ工事内容なら問題ありませんが、リフォームというのは一軒一軒の状態に応じた臨機応変な対応が求められます。修理する場所や工事内容が異なると思うような仕上がりにならなかったり、費用が思った以上に高くなることも。
とはいえ紹介してもらったという立場上、不具合が生じたり費用が高くなってもあまり強く業者に言うことはできなくなります。これが二つ目の注意点です。また見積もり後に断ろうと思っていても断りずらいということがあります。
相見積もりを取る際の5つの注意点
ここでは相見積もりを取る際の注意点について解説していきます。相見積もりは2~4社に同じ工事内容で出してもらいましょう。
相見積もりだということを隠さない
相見積を取る際には、相見積だということをわざわざ隠す必要はありません。逆に業者に競争意識を出させることで安い見積もり金額が出たり、思わぬサービスが受けられることも。
断る際にも「相見積もりの結果だ」と言えば納得されやすく断れるでしょう。ただし適正な見積額となるように、相見積を依頼している他の業者名は伏せておくことをおすすめします。
現地調査は時間をずらして
「面倒だからなるべく短時間で終わらせよう」「業者同士の競争をあおって少しでも安くなるのでは?」と現地調査の際に、複数の業者を同時に来させるということは控えましょう。これはマナー違反になるだけでなく、業者に対してとても失礼な行為です。
現地調査は丁寧にすればするほど時間がかかります。いくら見積もりが無料とはいえ業者にとっては人件費や交通費がかかっているということを忘れずに、1時間半や2時間ほど時間をずらして現地調査の予定を入れるようにしましょう。
工事日や工事内容を統一し予算は具体的に
相見積もりを取る際には、工事希望日や使用する部材、工事内容は統一しましょう。見積もり時の条件が異なると使う材用や工事費に差が出てきます。これでは見積もりの比較になりません。
また業者に伝える予算はなるべく具体的な金額を提示してください。優良な業者なら何とか予算内で最良な工事方法を探して提案してくれるでしょう。この場合もすべての業者に同じ予算額を伝え、検討する材料にすることをおすすめします。
他社の見積もり金額は伏せる
他社から取った見積もりを他の業者に見せて値引き交渉することは、見積もりを作成した業者の信頼を裏切る行為です。
契約を取りたいからと「他の業者より安くしますから金額を教えてください」と言われることがあるかもしれません。しかし安さだけを売りにする業者は、工事のクオリティや材料の質を下げることを厭わない場合も。
さらに他社に見積もり内容を漏らされたということが分かれば、新たな工事の提案や値引き交渉の機会を失うことにもなりかねません。
見積もり内訳を細かく出してもらう
相見積もりに限らず、リフォームの見積もりを出してもらう場合はなるべく詳細な内訳をお願いしましょう。例えばこのような内容を見積もりではチェックします。
- 材料の品番やメーカー名
- 工事内容や工程
- 面積や数量
- 単価
例えば塗装工事なら使用する塗料の名称が詳しく記載していない業者は適切な塗料を使用しない可能性があります。また「○○工事 一式」としか見積書に書いていない場合は、適切な工事をしてくれるとは到底考えられません。すぐに工事を依頼するのを止めましょう。
リフォーム工事の見積書には材料費と職人の人件費である施工費の他に、「雑費」・「諸経費」・「現場管理費」という項目があります。これらは現場監督の人件費やリフォーム会社を維持していくための費用ということになるのですが、こちらについてもなるべく細かい内容まで記載するように依頼してください。
雑費や諸経費というのは全体の工事費の○%という計算方法で算出します。これらの項目がいくつも記載されている場合は、二重取りの可能性があります。業者に複数計上している理由を必ず確認してください。
見積もりチェックに必要な屋根修理の相場金額
実際に受け取った見積書の金額が果たして妥当なものなのかを判断するには相場を知らなければなりません。こちらでは部分補修と全体工事に分けて屋根修理の相場金額をご紹介していきます。
部分補修
部分補修というのは屋根材の一部や屋根の部材を部分的に交換する工事のことを指します。台風で屋根瓦が数枚飛んだ、雨どいが破損しているといった場合には部分補修で対応することが可能です。
屋根の部分補修に関する費用の相場はこちらです。
工事内容 | 費用相場 |
棟板金工事 | 15万~30万円 |
棟の取り直し | 15万~30万円 |
谷板金工事 | 2万円~ |
雨どい交換 | 15万~30万円 |
軒天修理 | 10万~30万円 |
漆喰補修 | 15万~30万円 |
雪止め設置 | 3万~10万円 |
全体工事
全体工事というのは屋根全体に及ぶ塗装工事や葺き替え工事のこと。塗装工事は10~15年に一度、重ね葺きや葺き替え工事は屋根材全体が劣化している場合に行います。
また葺き直し工事というのは既存の瓦を一度屋根から降ろして下地を交換、再び瓦を乗せ換える工事のこと。全体工事では使用する屋根材の種類や塗料のグレードによって工事費用が変動します。
工事内容 | 費用相場 |
塗装工事 | 30万~80万円 |
重ね葺き工事 | 60万~150万円 |
葺き替え工事 | 80万~220万円 |
葺き直し工事 | 100万~200万円 |