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屋根塗装工事の費用相場まとめ!納得がいく工事にする為に抑えるポイント5つ

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家を守ってくれている大事な屋根ですが、塗装工事は頻繁にするものではないですよね。でも10年も経つと色あせなどが気になりだします。

そろそろ塗装を検討したらいいのか、メンテナンス目安や塗装費用、どのくらいの期間かかるのか、頻繁にないからこそ分からないことだらけです。

この記事では、メンテナンスの目安時期や塗装費用など、屋根塗装に関する情報をご紹介します。

監修者

アイセンスド株式会社 代表取締役社長 高橋聡太
屋根雨漏りプロ 高橋聡太

「屋根雨漏りプロ」として、関西、関東その他地域に屋根と雨漏り修理に特化したサービスを提供。大阪市内の高等学校を卒業後、自動車整備関連の勤務を経て住宅リフォーム業界に転職。現場での経験を積んだ後に独立。雨漏り修理においては豊富な経験を持ち、雨漏りの散水試験に強みを発揮し、多くの実績を持つ。他社が一辺倒な修理方法に頼る中、徹底した原因追究とお客様のニーズに合わせた最適な修理を提案する。

屋根塗装工事の費用相場

屋根塗装費用は、何にいくらくらいかかるのか、詳しく知らない人がほとんどでしょう。不当な金額を支払わなくてすむように、相場を知っておくことは大切です。

平均相場40万~80万円

一般的な2階建て住宅(30坪)の場合の費用相場は、40万円~80万円です。

塗料のグレードや塗装面積で塗装費用は決まる

屋根塗装工事の費用は、塗料の価格x1階の延床x1.2(係数)でおおよその金額が算出できます。

塗料の種類は、大きく分けて5種類で、それぞれ水性と油性があります。また、断熱や遮熱に特化した特殊な塗料もあり、使用する塗料によって塗装費用は大きく変わってきます。

用途に合う塗料や、場所に合うように塗料を組み合わせたりすることで、屋根の耐久性を上げ、家や外壁も長持ちすることにつながります。頻繁にない屋根塗装ですので、塗料選びは重要になってきます。

塗料の役割は、カビの発生や汚れをつきにくくし、塗膜性能があるためにひび割れも防ぎます。耐水性にも優れているので、水を通さずに湿度のみを通し塗膜のはがれも防いでくれます。

複雑な屋根の構造や屋根材によっては、塗装工事費用は割高になるケースがあります。

<塗料の種類>

単価相場(㎡)耐久年数       メリットデメリット
アクリル塗料1,300円~1,500円約6年艶があり色が綺麗です。価格が低いため、何度も色を塗り替えしたい人には適しています耐用年数が低い
ウレタン塗料1,500円~2,000円約8年アクリル塗料よりは
耐久性が高く
種類も豊富にあり、価格も低めです
汚れに弱く、色あせも他の塗料よりも早い
シリコン塗料2,000円~3,000円約10年耐熱性、耐候性に優れている。カビや汚れがつきにくい性質を持った塗料です価格が高く弾性が低いためにひび割れを起こしやすい
フッ素塗料3,500円~4,500円約15年屋根材に密着する性質があり、耐久性、耐候性に優れているので屋根のガード力が強いです。汚れも雨などで洗い流す効果もあり、屋根の塗料に適しています価格が高く扱っていない業者もある
無機塗料4,300円~5,500円約15年~30年セラミックなどの無機物を主成分としているために紫外線による劣化を受けにくく耐久年数に優れています。耐候性も高いので、コケが生えにくく、無機物なので燃えにくい塗料です価格が高くひび割れしやすい

<油性と水性の違い>

油性塗料専用のシンナーで薄めて使用します。シンナーを使うために匂いがきついですが、耐久性に優れ屋根塗量に最適です。
水性塗料水で薄めて使用するため環境に優しくにおいもありません。ただ耐久性がやや劣り、油性に比べると艶が出にくいです。

<特殊な塗料>

遮熱塗料紫外線を反射することで、室内の温度を和らげる働きをします。高性能なので価格は高めですが、汚れにくい塗料もあり耐久性は15年~20年と優れています。
断熱塗料熱伝導を抑える塗料で、熱や冷気を抑えます。耐久年数も高く15年~20年と優れています。

地域によって塗装費用は変わる

地域の環境により、屋根へ及ぼす影響が違うために、使用する塗料や作業の工程は変わってきます。

雨が多い地域……痛みが進みやすいため耐久性が高く、防水効果のある塗料を使用する必要があり、費用は高めになります。

雪が多い地域……雪のすべりを良くする為に、板金屋根が多く使用されている地域のため、滑りを保つために潤滑性のある塗料が必要で費用は高めになります。

台風が多い地域…ダメージを受けやすいために、塗装や補修の回数が多くなります。

海が近い地域……金属製の屋根だと潮風の影響で錆びやすく、塗装の回数も増え、錆び止めの効果のある塗料を使うと費用は高めになります。

劣化状況により塗装費用は変わる

屋根は、真夏の直射日光や、紫外線、雨風から1番影響を受けやすいため、外壁よりも劣化の進行が早いです。劣化したまま放置すると雨漏りを引き起こしたりし、屋根塗装だけでなく屋根の補修の必要も出てきて費用は嵩んでしまいます。

屋根のメンテナンスは、家の寿命も伸ばすことにつながります。確認しづらい場所ですので、猛暑や雪の影響を受け続けた時や、台風の後などは屋根の状況はチェックする必要があります。

足場の仮設状況によって塗装費用は変わる

安全確保や品質、近隣のために必要な足場ですが、近隣が密接していて外壁と外壁の隙間が空いていない場合や家の立地が複雑な場合は、足場を組む労力が増えるために割高になることがあります。

屋根の勾配が急な場合や風の影響を受けやすい地域では、屋根足場も設置することがあり、費用はその分嵩みます。

足場の必要性

屋根塗装工事では、必ず高圧洗浄という工程があります。屋根の汚れや残っている塗膜を綺麗に取り除き、塗料を密着しやすくするためです。高圧で水を吹き飛ばしているので、汚れた水が近隣に飛ばないように足場に飛散防止シートを取り付けて防いでいます。

正確に安全に作業するためにも、足場は必要です。梯子で塗料を屋根まで運ぶのは作業効率も悪く危険です。また屋根の構造が複雑な場合は、足場が安定せずに均一に塗料を塗ることが難しくなります。

足場の種類

  • クサビ(ビケ)足場…主流の足場で最も安定性が高いですが、板をボルトではなくハンマーでたたくため、近隣への音が気になる場合もあります。
  • 単管ブラケット足場…鉄パイプを組み合わせている足場で、狭いスペースでも設置が可能ですが、2本のパイプの上での作業となるので安定性は低いです。

足場の設置には通常隙間が70センチ必要ですが、現在では狭小サイズの足場もあり30センチの隙間があれば足場の設置は可能です。

頻繁にない屋根塗装工事ではありますが、足場が組むのが大変だった場合は、耐久年数の高い塗料をお勧めします。

相見積もりで比較検討がおすすめ

相見積もりを取る事により、塗装費用の比較以外に、見積書の内容は適切か、事前説明がしっかりしているか、工事後のアフター対応の有無などが確認することができます。

相見積もりは、3社以上は取るのが望ましいです。今ではサイトでも大まかな概算予算が出るので、簡単に相場が分かり、相見積もりの際も妥当な塗装費用か判断することもできます。

相見積もりの際は、相見積もりであること、大まかな予算や希望時期などを伝えることが大事です。時期によっては業者側でも対応できないこともあります。

屋根塗装工事費用の項目

工事費用の項目は業者によって違いますが、細かくかかれているかどうかも確認が重要です。

見るべき項目ポイント

<見積もりの主な項目>

足場代足場代には飛散防止シート代もまとめて明記されることもあります。
材料代塗料代金でグレードや塗装面積で変わります。
人件費・工事費

工程日数x塗装職人の数

高圧洗浄、養生、雨樋、軒天、諸経費、付帯工事が含まれます。

その他業者の利益

<見るべきポイント>

  • 費用が㎡と単価で計算されているか確認が必要です。一式となっている ときは詳細が分かりにくいため要注意です。
  • 相見積もり比較で塗装面積に大きく差があったり、端数まで面積が出ていない場合は注意が必要です。きちんと正確に測定した業者は小数点まで提示しくれることが多いです。屋根の形状をきちんと現場調査をして算出していない場合は、塗り残しや追加請求されることもあります。
  • 使用する塗料の説明はきちんと記載されているかは重要ポイントです。何の塗料をどの部分に使用するかは確認が必要です。
  • 屋根塗装の工程の記載が細かくきちんと記載されていて、それに伴う工事費用になっているかも重要です。何缶の塗料を使用し、工事期間は何日になるかなどを確認していなければ、後々トラブルの元にもなりかねません。
  • アフターケアや保障の有無。またどんな保障内容なのかきちんと確認しておきましょう。

見積もり内訳の比率を確認

<内訳比率>

  • 足場代20%
  • 材料代20%
  • 工事費・人件費30%
  • 利益30%

塗装工事費用総額をみて、何にどのくらいかかっているのか、妥当であるかの判断基準となります。

塗料の選び方

塗料の主成分は塗膜を作る油分「樹脂」と色を付ける「顔料」に分けられます。塗料の種類というのは樹脂の違いによって分類されています。

まずはどんな成分で塗料が出来ているのか見ていきましょう。

アクリル塗料

アクリル樹脂を主原料とする塗料で1950年頃から普及し始めた屋根用塗料。比較的安価で気軽に塗り替えできますが、耐久性が低いためこまめな塗り替えが必要です。

シリコン塗料などの高耐久塗料が使われるようになってからは、需要が少なくなっています。

耐用年数㎡当たり単価
3~5年1,400円~1,600円

ウレタン塗料

先ほどのアクリル樹脂にウレタン樹脂を添加した塗料。タイヤのゴムに使われているだけあり、伸縮性が良いのが特徴で密着性が高く光沢が美しく出せると人気になりました。

ただ耐候性が低く、紫外線などで塗膜が膨らむというデメリットがあります。アクリル塗料の次に安価なのでシリコン塗料が主流になる前まではよく使われてきました。

耐用年数㎡当たり単価
7~10年1,500円~2,200円

シリコン塗料

パッキンなどで使用されるシリコン樹脂が主成分のシリコン塗料は、耐熱性にすぐれ色褪せに強いのが特徴。また水を弾く撥水性能や防汚性にも富んでおり、紫外線にも強いというメリットがあります。

ただ密着性が低く、グレードによって性能に幅があります。下地調整をきちんとしないと塗料が乗らないといったデメリットも。

とはいえ現在では屋根塗装に一番よく使われている塗料で、価格も手ごろになっているため外壁塗装などとしても人気です。

耐用年数㎡当たり単価
10~15年1,800円~3,000円

フッ素塗料

フライパンのコーティングとして知られているフッ素を配合している塗料です。耐熱性や耐候性に優れ、色褪せや汚れに強く光沢感が美しい仕上がりになります。

一方で価格が高めで扱える業者がまだ少ないという難点も。しかしここ数年の技術開発による手の届く範囲にまで価格が下がってきました。特に日当たりのよい家や海沿いで塩害のある地域の家では、メンテナンスに手間がかからないと支持を得ています。

耐用年数㎡当たり単価
15~20年3,300円~4,500円

無機塗料

無機塗料の「無機」というのは、自然の鉱物である石やガラスのこと。この成分を取り入れた塗料で、経年劣化しにくく圧倒的な耐用年数の長さが魅力となっています。無機塗料には紫外線による分解エネルギーよりも高い結合力があり、宝石や鉱石のように長い年月を経ても美しい状態を保てるためです。

しかし㎡当たりの単価は4,200円~5,500円と高額で、取り扱える業者が少ないのがデメリットです。

耐用年数㎡当たり単価
20~25年4,200円~5,500円

ラジカル塗料

ラジカル塗料は「ラジカル制御型塗料」といい、顔料の中に酸化チタンを含んでいるもの。この酸化チタンが紫外線に触れると発生する物質を「ラジカル」といい、白い粉状となりチョーキング現象を引き起こします。

このチョーキング現象を起こしにくくするために、ラジカル塗料が開発されました。2015年に発売された比較的新しい塗料で、価格がそれほど高くないにもかかわらず高性能なのが特徴。

ただ発売から数年しかたっていないため、実績は未知数で知名度がそれほどないのがデメリットです。

耐用年数㎡当たり単価
8~13年2,500円~3,000円

屋根塗装の目安

屋根の状態は確認しづらいので塗装時期は分かりにくいです。塗装時期の目安として、屋根の経年劣化具合と塗料年数で判断する方法があります。

経年劣化

雨や紫外線の影響をうけて、屋根は徐々に劣化していきます。劣化の状態で塗装時期の目安を知ることができます。

屋根の色あせ

色あせは劣化が始まっているサインです。塗料年数も踏まえてそろそろ検討する必要があります。

コケが生えている

屋根塗膜が劣化していくと防水性が弱まり、雨や湿気などによりコケが発生しやすくなります。そのまま放置しておくと雨漏りの原因ともなり早めに対応する必要があります。

屋根材のズレやひびがある

瓦材のズレやひびは放置しておくと、滑落のおそれがあります。台風など暴風雨で飛んでしまうこともあり、雨漏りの原因にもなりますので、早めの対応が必要です。

雨漏り

雨漏りはじわじわ水が染み込んで、気づいたら天井にシミができています。気づきにくいため原因や被害も広がってしまっていることが多いです。雨漏りの原因は様々あります。

  • 棟板金や釘が浮いている
  • スレートのひびやズレている
  • 瓦の割れやズレている

経年劣化で起こることも多いですが、施工不良や、ごみなどが溜まり本来流れる雨水が溜まってしまい侵食する場合や、台風や暴風雨の影響を受けた後などで、被害が拡大する前に早急な対応が必要になります。

塗料の耐用年数

それぞれの塗料には耐用年数があり、徐々に本来の性能を発揮しなくなります。劣化の状態が見られなくても、年数により塗装時期目安の判断材料になります。

一般的に10年~15年

耐用年数とは、塗料の塗膜が十分な効果を発揮し続ける年数のことを言います。塗料の種類により耐用年数は差がありますが、何年持たせたいかや用途によって塗料の選び方も変わってきます。

塗料塗り替えの目安時期

新築なら建ててから10年目が塗装目安とされています。耐用年数の優れている塗料も出ていますが、普段なかなか確認できない屋根の状態ですので、10年に1度は専門家に見てもらったほうがいいでしょう。

屋根は家を守る

屋根は様々な役割を持っていて、大切な家を守っています。それでは一体どのようなものから屋根は家を守っているのでしょうか?

雨や紫外線から家を守る

梅雨の時期以外にも雨の多い日本では、雨対策は重要です。屋根がないと雨水が外壁や柱、家そのものを侵食していき補修や工事費用に莫大な費用がかかることもあります。

また、太陽の紫外線から屋根で影を作る事により、家の気温の上昇をおさえ、断熱性のある屋根は、冬の冷気も食い止め屋根裏の結露も防いでくれているため耐久性もアップします。

屋根の温度調節のおかげで快適な生活が送れています。

地震や災害から家を守る

現在では屋根を軽くし重心を低くする事により、地震などの揺れを最小限に抑え耐震性に強い建物が増えていて、台風などの暴風雨で飛んできたものからも屋根は家を守ります。

衝撃から家を守る

天災や災害などからの落下物を守るために、屋根には強度のあるものが大切です。また、屋根は遮音効果もあります。

火災などの火から家を守る

屋根材に不燃材料、不燃下地を使用することにより防火性を上げて、もらい火などの火災からも家を守ってくれています。

屋根塗装工事に適している時期

屋根の塗装工程には乾燥の工程があり、塗料はきちんと乾燥していないと、屋根に密着せずに塗膜が剥がれやすくなります。

気候の安定している春や秋がおすすめ

気温も湿度も安定していて日照時間も長いので工程通りに工事は進みやすいです。屋根の塗装は乾燥の作業がとても重要で、雨が続くと作業ができない上に、湿気は塗料が屋根に密着しないために、すぐに塗膜がはがれるおそれがあります。

デメリットは、気候が良い時期は業者にとっても繁忙期となり、依頼が希望通りにできなかったり割り増し料金となるところもあります。

真夏や寒い時期は避ける

気温がマイナス5度以下や湿度が80%以上のときは、塗装の工事ができません。気温が低すぎると塗料が正常に硬化せず、気温が高すぎると塗料に気泡ができ、湿度が高いと水を含む可能性があり仕上がりが悪くなるおそれがあるからです。

屋根塗装工事の期間

工事の期間は、天候や塗装面積の広さや塗装職人の人数によりますが、工程の流れはほぼ同じですので、大まかな日数はわかります。

一般的に2週間前後

塗料は下塗り、中塗り、上塗りと3回作業があり、塗りの間に乾燥作業が入るために気候により工程日数は前後します。工程期間があまりにも短い見積もりの場合、何かの工程を省いている可能性もあるので、工程日程は十分確認する必要があります。

工程の流れ

1日近隣への挨拶
1日足場の設置
1日養生
1日高圧洗浄で屋根の掃除
1日~3日下地や補修作業
1日下塗り
1日タスペーサー(縁切り)の取り付け
1日中塗り
1日上塗り
1日点検・足場の解体

スレート屋根の場合、屋根材と屋根材の間にタスペーサーや縁切りの作業により隙間を作り、塗料が入り込まないようにする必要があります。

塗装は十分な乾燥が必要です。乾燥が不十分だと密着度が弱く塗膜の劣化が早まるおそれがあるため、雨の可能性がある日は作業はできません。

屋根塗装費用を安く抑えるコツ

屋根の塗装費用は高額になります。でも、できるだけ安く抑えたいところです。ここでは費用を抑えるコツをご紹介します。

外装塗装工事と合わせて行う

外壁塗装工事でも足場を設置しなければいけないので、合わせて行うと足場代金の分安く抑えることができます。

助成金を利用する

自治体によって異なりますが、助成金を受けられる可能性があります。自治体により受けられる条件が違うので確認しましょう。

自社施工している業者に依頼する

ハウスメーカーや工務店では、中間マージンが発生するために、塗装専門業者に依頼すると費用は安く抑えられます。中間マージンの多くは費用の20%~30%です。

屋根塗装工事トラブル

費用も工事期間も長くかかる塗装工事ですが、トラブルにならないように、よくある事例と対策法を紹介します。

イメージと違った

カラーサンプルは小さいため、屋根全体に塗るとイメージが違うと感じることもあります。家の印象を決める屋根ですから、塗料と同様、カラーは慎重に決める必要があります。

塗膜がすぐに剥がれた

高圧洗浄できちんと屋根の汚れを取っていなければ、塗料は密着せずに塗膜は剥がれやすくなります。また、接着剤の役目もはたす下塗り処理をしていないと塗膜は剥がれやすいです。

工程ごとの写真を撮ってもらい、きちんと工程通り作業されているかの確認が必要です。

近隣とのトラブル

飛散防止シートをしていて、水や塗料の飛び散りを防げても音や匂いがもれて近隣トラブルとなることもあります。塗装工事の前にきちんと事前説明をしておきましょう。

屋根塗装工事のまとめ

塗装の費用相場や基礎知識を知っておくと、メンテナンス時期や適した塗料などが分かりやすくなります。

10年経ったら屋根塗装を検討しよう

今では、耐久年数の長い塗料や、遮熱や断熱に優れている塗料も出ていますが、災害や雨が続いた事により、塗料の劣化が進み本来の機能を発揮しずらくなれば、家全体を痛めてしまうおそれもあります。家の印象を決める大切な屋根ですので、10年を目安にメンテナンスの検討をし、本来の屋根の機能を復元することをおすすめします。